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前夜祭含め3日間で 来夏の第100回川開き 記念事業検討委が提言書

 来夏の「石巻川開き祭り」第100回大会に向けた記念事業検討委員会(松本鉄幹委員長)は、前夜祭を含めた3日間の開催とするなどの提言書をまとめ、19日に祭実行委員会会長の青木八州石巻商工会議所会頭に提出した。

 検討委は官民の25人。9月28日に委嘱を受け、事務局会議や正副委員長会議を含め計10回の打ち合わせを行ってきた。

 会議所で提言書を出した松本委員長は「提言は多岐であり、100%といかなくても可能なものを実現してほしい」と述べ、青木会長は「委員の熱いが思い込められていることを重々感じた。予算を検討しなければならないが、できる限り実現に向け努力したい」と受け止めた。

青木会長(左)に提言書を渡した松本委員長

 100回大会ですでに決定しているのは開催日が8月5日、6日の土日ということだけ。検討委は東日本大震災前にあった前夜祭を復活させ、4日(金)に行うことを提言。開催場所は陸上パレードが従来通り中央・立町、孫兵衛船競漕の水上行事は以前の住吉公園周辺をゴールとするよう求めた。

 打ち上げ場所に賛否ある花火大会は「市民の声を反映した場所」との表記にとどめ、中瀬、中央のいしのまき元気いちば周辺を100回記念特設会場としてステージイベント、露店などのお祭り広場とすることを提案した。

 提言書には参加団体を増やすなど既存事業の拡大や、40を超える特別事業を記載。特別事業は委員から上がった案をふるいにかけずに掲載しており、実行委は企画調整会議を経て年度内をめどに何を実施するかの方向性を定める。

 規模が大きくなれば資金や人手不足が課題になり、提言書ではふるさと納税の活用など新たな収入源やボランティア確保の検討も促した。【熊谷利勝】





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