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市を挙げてチーム応援 東松島とコバルトーレ スポンサー契約 練習着に市名表示

 東松島市は15日、女川町を拠点に活動する東北社会人サッカーリーグ1部のコバルトーレ女川と「自治体支援パートナースポンサーシップ契約」を交わした。サッカーの普及と拡充、地域発展を進めながら市が掲げる「スポーツ健康都市」の実現を目指していく。同市がクラブチームとスポンサー契約を結ぶのは初めて。選手らのユニホームやポスターなどの広告物に市章、市名を載せ、トップチームは今後、週1回、鷹来の森運動公園で練習を行う。

 コバルトーレは平成18年に発足。登録選手は29人で、JFL、J3への昇格を目指している。地域貢献活動にも力を注ぎ、石巻地方の保育所などで定期的にサッカー教室を開いているほか、小中学生の技術指導など次世代育成にも取り組む。

コバルトーレと東松島市がスポンサー契約

 一方、東松島市は昨年3月に東京五輪の聖火が日本で初めて航空自衛隊松島基地に到着したことを記念し、「スポーツ健康都市」を宣言。市民の健康増進とスポーツ振興を目指した事業を展開し、大規模大会の誘致などにあたっている。

 市役所での調印式には、渥美巖市長、(株)コバルトーレの近江弘一社長、チームからは阿部裕二監督、MF黒田涼太主将らが出席。渥美市長は「スポンサーとなることで市民も応援できる。サッカーは世界最大規模のスポーツ。保育所や幼稚園のほか、日本ウェルネス宮城高校への指導もお願いしたい」と呼び掛けた。

note用コバルトーレスポンサーシップ (2)

契約後、市名入りの練習着などが披露された

 近江社長は「契約は新たなスタート。さらに新しいスポーツ文化の交流を通して皆さんと一緒に地域を作り込んでいきたい」と抱負を述べた。契約後、黒田主将が右袖に市名ロゴが表示された練習着を披露。阿部監督がJFL昇格への意気込みを語り、選手のサイン入りフラッグを渥美市長に手渡した。

 コバルトーレは4試合を終え、全勝ながら得失点差で2位。25日には女川町総合運動公園で1位のブランデュー弘前との大一番を迎える。【横井康彦】


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