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コバルトーレ白星発進

東北社会人サッカー JFL目指す戦い開幕


 本年度の東北社会人サッカーリーグ1部が28日に始まり、コバルトーレ女川はホーム(本拠地)のWACK女川スタジアムで盛岡ゼブラと対戦した。

子どもたちに付き添われて入場する選手たち

 おととしにこけら落としとなった同スタジアムでのホーム戦では、過去最多の650人が来場。10月まで全18試合のリーグ戦を制覇して平成30年度以来の日本フットボール(JFL)参加を目指すコバルトーレは、多くの声援を受けて4―0の白星スタートを切った。

 試合はコバルトーレが支配。それでもあと一歩でゴールが決まらず、サポーターにはもどかしい展開となったが、前半31分にMF江幡俊介が待望の先制点を挙げると、歓喜に沸いた。

後半、吉川が4点目のゴールを決めた

 途中からキャプテンマークを着けたMFの笠原啓夢は「勝てたのは良かったが、走りも得点も足りない。練習でできていることを試合でできるようにし、リーグ優勝とJFL昇格を果たしたい」と反省。2年目の指揮を執る葛野昌宏監督も「650人も来てくれたのに、点を取らないとおもしろくない」と選手の奮起を期待した。

先制点を喜ぶ選手たち

 サッカーに詳しくなくても楽しめるのがコバトーレのホーム戦。試合のハーフタイムには、東松島市のダンスチーム「リズムクラップ」の子どもたちが応援の演技を披露し、場外ではキッチンカーで販売するグルメも楽しめた。

 ホーム戦に毎回足を運ぶ女川町旭が丘の佐藤千代子さん(72)は「ずっと応援しており、試合を見るのが生きがい。元気をもらえる」と勝利を喜んだ。【熊谷利勝】


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