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コバルトーレ女川 東北第2代表で全国大会へ 野口 先制のミドル弾

 全国社会人サッカー選手権大会(全社)の東北代表決定戦が28日、遠野国体記念公園サッカー場=岩手県遠野市=であった。第二代表をかけ、コバルトーレ女川はFC・SENDAI・UNIV(仙台)と対戦。野口龍也が2得点を挙げて2-0で勝利し、10月14日から鹿児島県志布志市で開かれる全社出場を決めた。

 同決定戦は東北1部リーグに各県代表を加えた計18チームが2グループに分かれて代表権を争うトーナメント。コバルトーレは初登場となった21日の2回戦で七ヶ浜SCに3-0で勝利。27日の3回戦では、大宮SCを相手に押し込み続け、5-0で勝利した。

表彰状を掲げて喜ぶ選手たち

 リーグ戦で共に優勝を争う弘前と仙台の3回戦は、3-0で仙台が勝利。連戦2日目となった決定戦で、コバルトーレは温存した戦力で仙台と対戦し、攻守にわたり、優位に展開した。

 試合は前半30分、右サイドを飛び出した野口がミドル弾で先制点を決めて流れを引き寄せると、後半30分にも野口が追加点を獲得。縦への推進力を持つ仙台だったが、ゴール枠内シュートは0に抑え、公式戦では8試合連続無失点となった。

 全社は各地域の社会人サッカー連盟所属チームが出場する全国大会。32チームによるトーナメントで、JFL昇格チームを決める全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(CL・11月11日から)の前哨戦に位置づけられる。

 ベスト4までに入ると、CLの出場権を得ていない場合は最大上位3チームにCLの出場権が与えられる。コバルトーレは昨季も全社出場を決めていたが、新型コロナの影響で中止となった。東北第一代表は東北1部の富士クラブ2003が手にした。【石森洋史】





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