道具購入して初挑戦 スロージギング【準備編】
【2019年8月14日掲載】
近年、年齢や性別を問わず、愛好者が増えている釣りが「スロージギング」。〝スロー〟ということは、その逆に速いジギングもあるのかと思ったら正解。ひたすらロッドじゃくり、ジグを動かし続ける「ジギング」という釣りもある。【千葉拓人】
そもそも、ジギングとは80―220グラムの鉄やタングステン製の疑似餌(ジグ)を海底に落としてから竿をしゃくったり、リールを巻いたりすることで動きをつけ、さまざまな魚を狙う釣りを指す。
スロージギングはジグが落ちるときの動きで魚の食い気を誘う釣り方。激しい動きも少なく、子どもから大人まではもちろん、女性でも気軽に挑戦できるのが特長。釣れる魚は夏が大型の青魚やヒラメ、タチウオ、アイナメなどの根魚。冬から春にかけてはマダラやサクラマスなど魅力的な魚ばかりだ。
タックルは最新鋭のものを準備
そんなスロージギングを今回から全3回連載で紹介していく。金華山周辺での実釣編も交えていきたい。
この連載に向けて7月下旬にキャスティング石巻店を訪れ、「ジギングを始めたい」と相談すると「千葉さん腰痛もあるし、負担の少ないスロージギングのほうがいいですよ」と促され、納得した。
買ったのは6フィート台の専用ロッド、中型のジギング用ベイトリール、80―150グラムのジグ18本、新基準の自動膨張式のライフジャケットなど。
ジグにフックを付けて準備万端
特にジグは店のアドバイスを受けながら選び、色や形に気を使った。スロージギングで使われるジグの形は大きく分けて2つ。細長い棒状のものと、だ円をやや尖らせたようなリーフ型がある。私は両方をそれぞれ9本ずつ、色は人気色のイワシカラーを中心に選んだ。
この記事が掲載された4日後には、実釣編として釣行する。お世話になる船は、牡鹿半島の桃浦港の「海攻丸」。台風の余波が不安だが、波の穏やかな日になることを願うばかりだ。
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