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花火会場「内海橋上流」多数 石巻川開祭実行委 開催日固定、土日で二分

 石巻川開祭実行委員会は1日、祭りを支える協賛団体との懇談会を石巻商工会議所で開いた。懸案事項となっている開催日や花火大会会場について考えを聞くのが目的。花火会場は、内海橋から石巻大橋までの区間を推す人が圧倒的に多かったが、日程は従来の8月1日を中心とする案と8月第1土日の案に分かれた。

来年100回も念頭に

 川開き祭りは新型コロナの影響で、おととし(97回)、昨年(98回)のイベントが中止となった。今年も先行きが見通せない状況だが、実行委は今のところ開催を前提に進めている。協賛団体のほとんどは商議所会員で実行委メンバーも多く、実行委員長の青木八洲会頭は懇談会の趣旨を「今年は来年の100回につなぐものなので、皆さんから意見をいただきたい」と説明した。

 日程について出席者からは「市民が参加しやすい」などの理由で土日開催を支持する意見や「開催日を固定する方が分かりやすい」という意見が出た。さらに震災以降は7月31日、8月1日で実施してきたが、「月末は商店、企業が忙しい。8月1、2日にしてほしい」と変更を求める声もあった。

 今後の議論の参考とするため全員から挙手をとったところ、「土日」「日にち固定」「どちらでもよい」の3つに分かれる結果となった。

 一方、メーンの花火大会は震災後の打ち上げ場所だった中瀬が安全性の問題で利用が難しくなった。変更先として「震災前の大橋地区」「内海橋から石巻大橋まで区間」「それ以外の場所」の3案があり、やはり挙手で確認した結果、ほぼ全員が内海橋上流とした。

 実行委はこの日の意見を参考に検討を進め、開催日と花火会場を決定する。また、第100回の内容などについては、4月にも組織内に特別委員会を設けて今秋までに固めることにしている。【平井美智子】


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