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心もホット「ストーブ列車」

仙台―女川間 特別車両
トロッコ風車内で観光

 JR東日本のイベント列車「風っこストーブ女川号」が19、20日に仙台―女川駅間を運行した。車内には石炭ストーブが備え付けられ、窓も大きな特別列車。2日間で200人以上が乗車し、鉄道の旅と女川町での観光を楽しんだ。

車内ではストーブは上に物を乗せて焼くこともできた

 列車は震災後に仙台―女川駅間で臨時列車として走り、その後定期運行されている。ストーブ付きでトロッコ風に改装した「びゅうコースター風っこ」(2両編成)であり、多くの親子連れや鉄道ファンを女川町への旅にいざなっている。車内では、女川町の魅力や見どころを紹介する観光ガイドもあった。

終点の女川駅ではにぎやかにお出迎え

 19日は正午前に女川駅に到着。女川町職員が大漁旗を振り、横断幕を掲げて乗客を歓迎し、県観光PRキャラクターのむすび丸、女川町のシーパルちゃんもお出迎えした。駅のホームでは記念撮影を楽しむ姿が見られた。

 仙台市から家族で列車の旅を楽しんだ森川遥君(6)は「ストーブに石炭をくべるのが楽しかった。女川で食べるお昼もすごく楽しみ」とまちなかに繰り出していった。

 列車は、午後2時過ぎに女川駅を出発。その後、石巻駅でも歓迎セレモニーがあり、齋藤正美市長らが横断幕を広げて迎え、乗客にはゆべしが振る舞われた。【渡邊裕紀】

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