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花火会場「開北」提案へ 川開き実行委本部会議 月末の総会で最終決定

 石巻川開き祭りの実行委員会は4日に本部会議を開き、花火大会の打ち上げ会場を「開北橋下流」として月末の総会に提案することを決めた。第100回の節目を迎える今年の川開きは、8月5、6日で、5日に花火大会、4日に前夜祭を行う方向で調整。前夜祭も中瀬地区で供養花火を予定し、承認されれば東日本大震災前と同じ3日間の形になる。

 花火大会の打ち上げ場所候補は3カ所があり、開北橋下流は祭り会場の中心部から離れているものの、場所を広くとれるため、最も規模が大きく豪華な演出が可能。直径280メートルの10号玉まで、東北最大規模の1万6千発ほどの打上げができる。市、石巻商工会議所、石巻観光協会からなる実行委が行った市民アンケートでも、回答者の約7割が「開北橋下流」を希望した。

 震災後は中瀬周辺で小規模に打ち上げてきたが、それ以前は前夜祭が中瀬、本祭の花火大会が上流の開北橋付近で定着していた。実行委は100回記念大会に当たって、打ち上げ場所を再検討。官民の記念事業検討委員会は「市民の声を反映した場所」を提言したことから、市民アンケートを実施した。

 会場を巡っては、中心部の商店主など有志が中瀬からの打ち上げを要望したが、本部会議は13年ぶりに震災前の形にすることを選択した。

 会議では8つの記念事業を行うことも確認。全容は明らかにされていないが、今のところお祭り広場や七夕飾りの拡充、ブルーインパルスの展示飛行、おばけ屋敷、旧町を巻き込んだ子ども夢広場などが企画されている。月末の総会で通常事業を含めた全ての事業や予算を固める。【熊谷利勝】





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