見出し画像

街歩きでスタンプ〝ポンッ〟 いしのまき猫印めぐり 第2弾加え市内28店舗で

 街歩きをしながら店を巡り、ネコが描かれたスタンプの〝猫印〟(ねこいん)を集める「いしのまき猫印めぐり」の第2弾が人気を呼んでいる。昨年実施した第1弾の18店舗に、今回は新たに10店舗を追加。絵柄は全28種類に増えた。街なかや田代島、道の駅上品の郷などに猫印があり、制覇には石巻市全域を回らねばならないが、観光を楽しみながら収集する人も多くコロナ禍でも個人で楽しめる企画として好評だ。

 猫印めぐりは「いしのまき猫印協賛会」が主催。日本料理店八幡家の阿部紀代子社長が世話人となり、市内各所に声をかけて実現した。第1弾は昨年9月に開かれた「いしのまき ねこふぇす2020」でお目見え。各商店で買い物をして猫印を集めてもらうことで、コロナ禍で売り上げ低迷に悩む店を支えた。

いしのまき猫印めぐり第2弾も好評のスタート (11)

全種類集めればなにか御利益があるかもしれない

 300円以上買うと猫印を押してもらえるため、各店舗でそれに合う価格帯の猫グッズもそろえるなど工夫を凝らした。専用の猫印帳も3種類そろえており、御朱印を集めるような感覚を持たせ、人の流れを生むことでにぎわいの創出につなげている。

 これが愛猫者の間で広まり、多くの人が猫印集めを楽しんでいるという。第2弾から参加した同市中央の「珈琲豆と手仕事のモノ kyuu(きゅう)」(北村誠吾代表)では、オリジナルのイラストを猫印に仕上げ、人を呼び込んでいる。

いしのまき猫印めぐり第2弾も好評のスタート (5)

「珈琲豆と手仕事のモノ kyuu」でも猫印を展開中

 北村代表も2匹の猫と暮らす生粋の猫好きだ。「市内のさまざまな店が猫を通じてつながるのは素晴らしい。これをきっかけに、街なか全体が盛り上がっていければうれしい」と望んでいた。

 どんどん広がりを見せる猫印の輪。発起人の阿部社長は「単なるスタンプラリーではなく、店を訪れて交流することで知らなかった地域の魅力などを発見する機会になってほしい」と願う。小売店だからできる身軽な情報発信が広がり、元気な地域につながっていくことに期待していた。【渡邊裕紀】


現在、石巻Days(石巻日日新聞)では掲載記事を原則無料で公開しています。正確な情報が、新型コロナウイルス感染拡大への対応に役立ち、地域の皆さんが少しでも早く、日常生活を取り戻していくことを願っております。



最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。皆様から頂くサポートは、さらなる有益なコンテンツの作成に役立たせていきます。引き続き、石巻日日新聞社のコンテンツをお楽しみください。