お待たせしました、お待たせしすぎたのかもしれません シーズン真っ盛り マゴチを狙う
つりパラダイスファンの皆さんお待たせいたしました、お待たせしすぎたのかもしれませんー。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、連載を一時休止していた当コーナーが再始動。ワクチン接種が済むまでは、メインライターの「ばーちー」とカメラマンの「あべけん」の2人体制で石巻地方の釣り情報をお届けします。
今回挑戦したのは、今がシーズン真っ盛りで、マゴチやヒラメをメインターゲットとするフラットゲーム。石巻地方のポイントは長浜海岸や北上川河口、大曲浜などが有名だが、混み合いを避けるため、仕事帰りの私たちは東松島市の宮戸島へと向かった。
ほかのポイントであれば、10-15メートル間隔で釣り人が並ぶような格好になるが、読み通り宮戸島の釣り人はまばら。砂浜に隣接する堤防の空いている場所にすんなりと入ることができた。
今回の舞台は自然豊かな宮戸島
この日は、ピーカンに無風と絶好の釣り日和。私はオフセット針仕様の14グラムのジグヘッドに4インチのシャッドテールのワームをセットし、フルキャストした。
着水と同時に糸ふけをとり、オモリが着底するのを待った。8秒ほどで「トンッ」という感触が竿から伝わり、そこをこするようにズルズルとまき始めるとすかさず「コンッ」という岩か魚か迷うようなアタリ。しかし、乗るようなアタリではないと高をくくり、巻き上げるとワームが針から外され、大きくずらされていた。
「魚はいる!」。慌ててワームを新しいものに変え、先ほどと同じ場所へとキャストした。すると今度は着底するはずのタイミングで「グンッ」と海側に引っ張られるような強いアタリがはっきりと伝わってきた。すかさずリールを巻きながら竿を立てて合わせると生命感あふれる引きと魚の重みが伝わってきた。
一投目でバラし、同じ所へ投げた2投目でキャッチ
YouTubeの動画撮影を兼ねていたため、カメラマンのあべけんさんに状況を説明しながら巻いてくると、水面に現れたのは体長40センチほどのマゴチ。これまできちんと狙って釣ってこなかったのも理由の一つだが、どういうわけかバーチ―とフラットフィッシュは相性が悪く、これまで釣り上げた数は片手で足りるほど。
釣り上げたマゴチは良型とはお世辞にも言えないサイズだが、数か月ぶりの釣りで数年ぶりの本命であるマゴチに思わず足が震えた。その後は、幸先の良いスタートに期待し、サイズアップの2匹目を狙ってキャストを続けたが、日没が来てしまったのでタイムアップ。後が続かなかったが、なまっていた釣りの勘が少しだけ取り戻せたような気がした。【ばーちー】
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