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川開き 中心部商店主ら要望 中瀬で花火打ち上げを 2500人分の署名

 第100回の記念大会となる石巻川開き祭り(8月5、6日)の花火大会を巡り、石巻市中心部の商店主など有志が20日、石巻市に中瀬からの打ち上げを要望した。市や石巻商工会議所などの実行委は3カ所の候補地から決める考えで、中心部は中瀬のみ。有志は歴史的な意義や経済効果を強調し、約2500人分の署名も提出した。

 「中瀬での川開き花火大会の開催を望む市民の会」の林久善代表や、事務局で立町商店街振興組合の篠田一壽理事長らが市長室を訪問。中心部の中央、立町、羽黒町の12町内会や商店街から署名を集め、前週までに集まった分を添えて要望書を提出した。実行委名誉会長の齋藤正美市長は「決定するのは実行委。花火大会を盛り上げ、まちの活性化につなげたい思いは受け止める」と述べた。

齋藤市長に要望書を提出した

 打ち上げの候補地は中瀬、開北橋下流、石巻南浜津波復興祈念公園。中瀬はパレードなどを行う陸上行事会場に近く、離れた2カ所はより規模が大きい花火大会ができる。実行委はこれら3候補地を示した市民アンケートを3月10日まで行い、結果を参考にしながら4月中に打ち上げ場所を正式決定する見通しという。

 歴史ある川開きの花火会場はもともと中心部で、一時期は上流部に移ったが、東日本大震災後に戻ってきた。林代表は「市民は行事を見た流れで花火を見るのを望んでいると思う。規模は打ち上げの仕方によってカバーできると考える」と話した。【熊谷利勝】





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