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今度は乗れる!走る!相棒だ イシノマキマン号登場 もう「足遅い」言わせない

 感動をエネルギーに変身する石巻市のご当地ヒーロー「イシノマキマン」の相棒となる乗り物が2日、登場した。その名も〝イシノマキマン号〟。手押しのほか、電動モーター内蔵で自走も可能であり、子どもたちの注目を集めそうだ。【外処健一】

 デザイン業の「印刷館」を運営するビヨンド(斉野浩一代表)=同市鹿妻南=が生みの親。どこにでもいる白い犬ことイーヌが変身すると青が基調のイシノマキマンになり、さらに感動エネルギーがたまると赤い姿のイシノマキマンスーパーになる。

イシノマキマン号 (51)

新たな相棒の登場にイシノマキマンも嬉しげ

 平成27年のデビューから5年越しで、着ぐるみと変身セットが全て完成。しかし足が短いことから運動能力に乏しく、移動に時間を費やすのが課題。斉野さんは構想から1年かけ、ついに専用の乗り物まで形にした。

 イシノマキマン号は業務用の台車を木材で覆い、アルミ複合板を張り付けて補強。絵柄は「ワーゲンバスと機関車トーマスを融合させた」(斉野さん)という。動力の電動モーターは、自動車整備業のメカドック=同市門脇町=が取り付けた。

note用イシノマキマン号 (10)

今後のイベントで人気を集めそうなイシノマキマン号

 手押しのほか、コントローラーで前進、後退ができる。斉野さんは「ハンドルを付けたり、音が出る仕組みなど改良を加えながら安全に子どもたちが楽しめるようにしたい」と話していた。

 コロナ禍でイベントが激減する中、イシノマキマンの登場機会も減っており、昨年は5回程度と前年比の10分の1。イシノマキマン号の初披露となったこの日はビヨンド創業10周年の節目であり、同社は動画制作も視野に入れ、新しい生活様式の中でイシノマキマンの活動域を広げていく。


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