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【ネパール滞在記】ちょっぴりの背伸びと、成長痛


ストレスは必要か否か。

仲間内でそんな話になった。

個人的には、ストレスフルな生活はもちろん断固拒否だが、ストレスフリーな生活はそれはそれでつまらないんじゃないかとも思っている。

雨が降らないと虹が出ないように、豊かさを感じるためには少しの痛みがきっと必要なのだ。そう考えると、感情を伴う人間というのは本当に贅沢な生き物ですね。


実際に、ネパールに来てからの私は毎日がドキドキそわそわチクチク。

なぜならそれは、慣れないことに挑戦する日々で、脳と心に負荷がかかっているから。
だけどそこには、多少なりとも心地よさもあって。ああ、今私は育っているのだなと感じることができるのだ。

自分が限界を決めてしまえば人はそこまでしか成長しない。
誰もが最初から180度の開脚ができないように、少しずつ伸ばしていくしかないのだ。

明日いきなりペタリと足が開くことはない。かといって昨日と今日の足の開き具合にはさほど変化を感じられない。それでも。できている自分をイメージして続けるしかないのだろう。

きっとそれは筋トレの筋肉痛と同じで、成長をする上で必要な過程。
これからは、硬い身体をほぐしていくイメージで。

陽気な気分の帰り道。あ、安心してください、服着てます。


ネパールという日々のストレッチで、果たして私はどこまで辿り着けるのか。

5年後、10年後が楽しみだ。

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