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アルモンデごはん 残りものに福あり未来あり

我が家の冷蔵庫は、先月末からのイベントやケータリングの残り物でいっぱい。この1週間、自分のごはんのために買ったものは納豆、豆腐にモツくらい。いつにもましてアルモンデな1週間でした。それでも一人暮らしの食材消費量には限度があって、週末を迎えても食材は大して減っていません。我が家の台所は、相変わらず宝の山。鮮度が落ちても美味しく食べるにはどうしたらいい?私はどう食べたい?と、台所で実験を繰り返す日々です。
日々のアルモンデごはんが、命の糧になり未来の仕事の糧にもなる。でも残りものを減らすことも学ばないとなと反省もしています。


<2月10日> 

猛烈に鶏皮を欲す

本日も父に会えず。父が入院中の病院では年末から流行病、年明けからインフルが流行っていて、面会を受け入れていません。入院費を払いに行った際、一縷の望みをかけて「面会できませんか?」ときいてみましたが玉砕。仕方ないと諦めて、母と二人でのんびりお茶したり買い物したりしてきました。ずっと実家暮らしで結婚した母にとって、父の入院後が人生初めての一人暮らし。絵手紙、カラオケ、大正琴と習い事に出かけることも多く、近所に話し相手もいるけれど、一人の夜はいまだ慣れないようです。夜は時間が長くて、なんてぽろりと口にした本音から、寂しさを耐えているのだと感じて切なくなる娘。仕事のやり方を調整しながら、もっと頻繁に実家に帰ろう。



<2月11日>   

猛烈にモツを欲する

ムキュムキュしたものが食べたい今日この頃。昨日は鶏皮。今日はモツ。
先週末の料理教室で余った自家製豆乳で、今夜は豆乳モツ鍋です。鍋のベースは、豆乳と鶏胸肉を茹でた時の茹で汁、しろたまり。具材は山東菜と絹豆腐、そしてモツ。見栄えがイマイチなのですが、お味はとってもよろしゅうございました。台湾の豆酥(ドウスー)が食べたくて生大豆のおからを仕込むのですが、その副産物の豆乳もすごく美味しいんです。一般的にはおからが副産物なのかな?茹でた大豆を搾る日本の豆乳よりも、サラッとして香りも強すぎない台湾式の豆乳が大好き。だから我が家では、おからと豆乳はつくっても豆腐は滅多に生まれません。固める前に食べちゃうから。



<2月12日>  

我が家のサラダ

イベントやケータリング、料理教室でつかった野菜の残りが、塵も積もれば山となり、野菜室はパンパンです。整理整頓しながら、食べる順番を脳内趣味レーションしていきます。今日はキャベツの気分。内側の柔らかい部分を軽く塩揉みして、蒸し鶏の端っことパクチー、自家製豆乳マヨで和えました。我が家のサラダはほぼ和えもの。生野菜にドレッシングをかけただけだと、一体感がなくてちょっと寂しい。それぞれの味も融合した味も楽しみたくて、ついつい和えものよりになってしまいます。和えると量も減るから、野菜をもりもり食べられるのも良き。本日もキャベツ1/4玉完食しました(内側だけ)。


<2月13日> 

ルッコラの魅力

昨日と今日は保育園の給食係でしたが、両日ともメインは揚げ物。副菜も重めのメニューが続いたので、家ではさっぱり簡素なものが食べたい。さっと湯通ししたルッコラと茹で豚のポン酢和えが、気分にぴったりでした。こういうの食べたかった!火を通したことでルッコラの辛味は和らぎ、香りはより濃厚になって、美味しいのなんの。パワフルな味を噛み締めていると、腹の底から力が湧いてくるから不思議です。香りってエネルギーそのものだなって思う。本音を言えば、子供たちにもこういうご飯を食べてほしい。元気が生まれるごはん。


<2月14日> 

自由

我が家のモンステラさん。植物のお世話が好きな友人から譲り受けて1年半が過ぎました。私は植物を育てるのが苦手で、過去にどれだけの植物たちを悲しませてきたかわかりません。それが今の家に住み始めてから、枯らすことがなくなったんです。ただし私の腕が上がったわけでないことは、ジャングル化したモンステラさんの姿で一目瞭然。環境が合ったから育っているだけで、相変わらず私の手入れ技術はゼロなのです。自由気ままに伸びた葉っぱたちに、侵食される部屋。手入れが得意な友人にこの写真を送り、暖かくなったら剪定してくださいとお願いしました。助けて。



<2月15日>  

自分の手でつくる

企業のロス食材を使用した親子料理教室にて、料理を担当させていただきました。作ったのは、「唐揚げをつかったおにぎらず」「レトルトカレーを使ったカレーすいとん」「製菓用チョコレートをつかったパンプキンチョコパイ」の3品。
参加してくれた子供たちは、小学校低学年から中学生まで幅広く、うまくつたえられるかちょっぴり心配だったけれど杞憂に終わりました。短い調理時間だったにもかかわらず、子供たちの独創性がパァァァっと開くのを目の当たりにして胸が震えた…。どの子も夢中で目の前の食材と向き合っていて、親御さんたちは夢中でそんな我が子をみつめていて。得も言われぬ空間でした。
日常にこんな時間が1分でも増えることが、フードロスを含む食のさまざまな問題を解決する第一歩なんじゃないかな。親子料理教室、もっとやっていきたい。



<2月16日> 

残りものおやつ

昨日のイベントの余りもので、復習パンプキンチョコパイ。実は大のお気に入りで、試作から本番まで何度も作って食べてます。残りのパイ生地が少なかったから小さく作ったけど、ああ、子供たちにはこれくらいの大きさでよかったなって今更気づきました。保育園の給食を作っている時も、子供たちの口の大きさや噛む力、食べるのに必要な時間を考えているはずなのに。まだまだだなぁ。
昨日の晩、企業の担当の方から早速つくりました!と、パンプキンチョコパイの写真が届きました。イベントに呼んでいただいた際、お客さまはもちろんだけど主催者側の方達から「作ってみました」と連絡をいただけると、すごくすごく嬉しいんです。すごくすごく励みになる。ありがとうございます。


【まだまだお席あります笑!2月22日開催!】
昨年末に初開催して、大盛況いただいた千葉県松戸市でのアルモンデ料理会。2回目の開催です。
端境期を迎える時期ですが、そんな時こそアルモンデ。大豆加工品や乾物など、季節を問わず頼りになる食材の特徴や料理法などをたくさんお伝えする予定です。最寄駅は「新松戸」。常磐線と武蔵野線が通っています。
デモンストレーション形式のクラスですが、みんなとワイワイ対話しながらご飯を作っていきます!ぜひ遊びに来てくださいね。


「食べるの始末」は、おひとりおひとりの「こんなふうに日々ごはんを作れたら」を叶えるレッスン。常時受け付けております。オンラインorご自宅訪問のサポート、どちらかをお選びいただけます。丁寧に対話を重ねながら、「こうありたい」をサポートします!体験レッスンのお申し込みは随時受け付けています。お気軽にご相談ください。


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