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”基本調味料でつくるVEGAN”春は若さを味わう

春ってなんだか新しいものを欲する季節です。
新しい人間関係や新しい学び、新しい洋服や新しいメイク…。
何歳になっても新たな出会いから自分をリフレッシュしていくのは楽しいですよね。

基本調味料でつくるVEGAN料理。
今回紹介する「新じゃがと新玉の蒸し焼き」でつかう調味料は塩のみ。
瑞々しいさっぱりとした味わいを楽しみたいから、味付けは最小限です。
たっぷりつかうパセリが香りにも味にもアクセントを添えてくれます。

新〇〇の素晴らしさ

もちろん新たらしければいいってことじゃありません。ただ新しいものだけがもっている良さもありますよね。10代の瑞々しいお肌や、新入社員の初々しさは、あの時だけのもの。
野菜もおんなじです。
新じゃがの皮の薄さや新玉の辛味のなさは、新人時代ならではのもの。人間にも植物にも共通して言えるのは、若さとはたっぷりとした水分量!ってことです。(私が失ったもの)


新じゃがと新玉の蒸し焼き

ぐちゃっと混ぜて食べるのがおすすめ

<材料>
新玉ねぎ/新じゃがいも/パセリ/塩/お好みで胡椒
<作り方>
①じゃがいもはさっと洗い(擦りすぎると皮が破けてしまいます)、皮付きのまま5mmくらいの輪切りにする。新玉ねぎは薄切りに、パセリは1/2束ほど葉の部分をちぎっておく。
②フライパンに渦を巻くようにじゃがいもを並べて、その上に新玉ねぎを広げてパセリを重ね、塩をふたつまみふりかける。水を大さじ2ほど加えたら、蓋をして弱火で蒸し焼きにする。
③途中蓋を開けて、じゃがいもに竹串等を刺して火が通っていたら出来上がり。
※火が通る前に水分が全くなくなってしまったら、大さじ1追加して再度蓋をして蒸し焼きにする。
※じゃがいもに火がとおった時点で水があまりにも余っていたら、最後強火にして水分を飛ばす。

仕上げにレモン果汁をかけるのもおすすめ!


ポイントは美しく並べること!

不器用な私でもなんとかできます

蒸し焼きのポイントは、ただ一つ。素材を美しく並べることです。
フライパンにぐちゃっと入れてしまうと、火の通りがまばらになって、「このじゃがいものはもう崩れそうなのに、これは生!」みたいなことが起こってしまうんです。
均等に広げることで、均等に熱が入るので、見た目の美しさってちゃんと意味があるんですよね。
盛り付ける時はぐちゃっとなって構いません。むしろそれがいいんです。
新じゃがだけ食べたり、新玉だけ食べたり、パセリも合わせて全部一緒に食べたり、一皿で何度でも楽しめるのが醍醐味。


ちょっと展開:新玉パセリのパスタ

一人前で新玉1/2個ペロリ

新じゃがの代わりにパスタと合わせてみました。
作り方は同じです。先ほど紹介した蒸し焼きからじゃがいもを抜いてください。
フライパンに新玉ねぎの薄切りを平たくきれいに広げて、パセリを乗せて、塩をふたつまみ振りかけたら、水を大さじ2加えて蓋をして弱火で蒸し焼きにします。玉ねぎに透明感が出たら出来上がり。新玉だけだとすぐに火が通るから早くて楽ちん。
茹でたパスタに絡めて、レモンをたっぷりかけて食べると口福なんですよー。


アレンジいろいろ

ここからはVEGANではありませんが…。
「新じゃがと新玉の蒸し焼き」にアンチョビやオイルサーディンを加えるとよりボリュームのあるおかずに変身します。ますますお酒が進む、とも言えます(笑)。
ピザ生地の上に広げて溶けるチーズを乗せて焼くのもいいし、春巻きの皮で包んで揚げ焼きにしても最高!
カレー粉をかけたり、一味唐辛子を振ってももちろん美味しい。
ただ最初の一口は、シンプルにそのまま食べてもらえたら嬉しいです。
春の新人たちだけがもつ、瑞々しくてさやわかな味わいを身体いっぱい取り込むと、なんだかとっても元気になります。
私も新しいことにどんどんチャレンジしていこう。


◯◯◯
ひびのわの料理教室は、埼玉県草加市にて毎月開催しています。
次回は4月22日(土)。旬の野菜とアルモンデがテーマの料理教室です。
今回のクラスのテーマは「粉もの」。
先日のnoteで紹介した「だけチヂミ」も作ります。
小麦粉や米粉や片栗粉など、身近な粉と季節の野菜を使って一緒に料理しましょう。


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