当たり前なの?保護者欄に、疑いもなく父親の名前を書くこと
保育園や小学校の必要書類の保護者欄に、父親の名前を書く。それを不思議に思ったことはありませんか。私は、ずっと不思議です。なぜ、母親の名前ではいけないのか?
子どもの食べ物の好みも、予防注射をしたかどうかも、かかりつけ医も、アレルギーの有無も、友だちの名前も、好きな遊びも、知っているのは私です。わが家の場合、父親はおそらくほとんど知りません。提出するたくさんの書類を書くのも私です。
なのに、保護者欄は父親。
おかしくない?世帯主という意味では父親ですが、私も保護者にかわりはなく、共働きなので家計も同じように負担しています。
母親の名前を書いた人が「母子家庭ですか?」と聞かれたことを耳にしたので、一旦先生に尋ねることにしました。すると、「お父さんがいるならお父さんの名前を」と言われました。ん?やっぱり納得いかなかったので、保育園や小学校の書類には夫婦二人の連名で出していました。今思うと、なかなかの偏屈者ですね。
2番目の子の時には、私の名前だけを書いていましたが、何も言われることはなくなっていました。そんな人が増えたのか、時代の流れなのか。
もう一つ!当たり前なの?と思うのが夫婦の姓
婚姻届けを書く時に、「どっちの姓にする?」と相談する人が、一体何組いるんでしょう?少なくとも、私の周りでは当たり前にダンナの姓を名乗っているし、私自身も誰にも「どっちにする?」と聞かれませんでした。夫婦別姓や事実婚にこだわるわけではありませんが、「どうする?」と一言聞いてくれてもいいんじゃないか、と思うのです。結論は同じでも、周囲から決められるのではなく、何事も自分で決めることを大切にしたいと思っています。
若い頃は、「当たり前にダンナの姓」が本当に納得のできないことでした。〇〇さんちのお嫁さん、〇〇さんの奥さんなどと言われると、自分のアイデンティティがないもののように思えて、すごく抵抗感を感じました。
しかし今となっては、正直どうでもいいことです。
何と呼ばれようと、〇〇さんの奥さんだろうと、私が私であることに変わりはないから。そう思えるまでに、四半世紀の時間を要しました。
東京オリンピック関連で、森さんの発言から「女性蔑視」がやたらと叫ばれます。蔑視とまではいかなくても、軽視されるのは今でも日常茶飯事です。きっと男性は、軽視していることすら気づいていないと思いますが。
日本中を巻き込んだ話題になっていますが、女性蔑視、女性軽視をなくすには、「まず家庭生活から」ですね。性別・年齢に関わらず、ちょっと立ち止まって考えてほしいです。
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