ミリしらでもゲーム音楽オーケストラは聴くといい【炎オケの感想】

※ただしネタバレをされても大丈夫な人に限ります。


幻想水滸伝Ⅲのオーケストラ公演に行ってきた

2025/02/01 かつしかシンフォニーヒルズで非公式の有志団体Flame Bringer Orchestra(通称:炎オケ)による幻想水滸伝Ⅲの音楽を演奏する演奏会が開催されました!
恥ずかしながら私は幻想水滸伝シリーズは未プレイの状態で鑑賞に行ったのですが演奏はもちろん、作品が大好きな人が考えたであろう小粋なネタや演出がちりばめられていてミリしらでも情熱の炎に焼かれてしまうほど素晴らしいコンサートでした。

会場で配布されたパンフレット

ここ良かったなぁと思ったところ

  • 皆衣装に赤いワンポイントを付けていた(偶然、指揮台も赤かった)

  • ナルシーのテーマを弾き始めるころに薔薇を咥えた2ndバイオリン主席

  • 戦に入る直前の男声合唱の雄たけび(ウォー!!!)

  • 戦中の剣が交る効果音(音響効果刀を打ち合ってました)

  • 朝の鳥のさえずりの音(何の楽器だろう)

  • ブルガリアンボイス

  • コンサートマスターによる民族調バイオリンソロ

  • 女性のみで演奏された「神秘の民」(女性だけの村らしい)

  • 指揮者へ花束…ではなくコロクのぬいぐるみ

  • アンコールのおかわりがあった

原作を知らなくてもこだわりが伝わってくる要素が多かったです。

ファンからファンへ向けたフラワースタンド

なんと「ファン一同」から炎オケに宛てたフラワースタンドが飾られていました。団長のファンかな?いいえ、幻水ファンからのようです。

花束含めて3-4つほどあったと思います。すごい。

有志による非公式のゲーム音楽オーケストラは自分も何度も行ったり演奏したりしたことがありますが、知人でない複数のゲームファンからのフラワースタンドは初めて見た気がします。幻水ファンの間で炎オケの話題が広がっていたのか、とても良いなと思いました。

3時間に及ぶ濃密なオーケストラによる幻水ⅢRTA

幻水Ⅲのストーリーを追いながらほぼ全曲演奏していたと思います。単一のゲームタイトルを掲げたオーケストラではよくある、実質RTAです。
パンフレット上の各曲の解説や演奏上の注目ポイントなども読みごたえがあり、曲の情景を思い浮かべる手助けにもなりました。

以上が私の感想ですが、X上で「#炎オケ」で検索すれば熱烈な幻水ファンによるアツイ感想が読めますのでぜひ見てみてください。

ファン企画の演奏会は「ここすき」がたくさん詰まっている

仕事ではなく趣味として、公式ではなく非公式の有志が企画したからこそ「私はこれが好きなんだ」がたくさん込められています。故にその作品が好きな人には刺さるし、演奏を通してその場にいる全員が「私も好き」「わかる」を共有できる空間が出来上がってテンションが上がります。身近にゲーム好きな人がいないとなおさら嬉しいよね。

こういう演奏会を見かけたらぜひ鑑賞しよう!

好きなゲームを取り上げたファン企画の演奏会を見かけたら積極的に行ってみることをおすすめします!情報源がなかなかないと思っていてもひとつ行ってみれば演目のパンフレットに他団体のチラシも挟まっているし、演奏団体のXをフォローすればそのアカウントが積極的に他団体のリポストを行っていることもあって芋づる式に情報が出てきます。

一緒に演奏する機会もある!

聴きに行くだけでなく演奏する側になって参加できる機会もあります。これも奏者募集の情報がチラシやSNSを通して展開されることがあるので、好きなゲームの演奏企画で奏者を募集していたら要項を確認の上応募してみましょう!

(とくに弦楽器)

今後のゲーム音楽演奏会情報

私自身色々なゲーム音楽オーケストラで演奏を重ねていて今年も4回ほど演奏会に乗る予定です。2月にもあるのでこれは別投稿で宣伝しようと思います。

包括的に演奏会情報を網羅しているところでは、例えば「ゲーム音楽の足音」さんがnoteに月ごとの情報をまとめてくださっていたり、「浮世歌 ~ひとよのユメの競演会」さんは年間の演奏会情報をGoogleカレンダーにまとめてくださっていますので参考にしてください。


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