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「贅沢」な暮らしは終わりがない。贅沢な暮らしを手に入れるより、心の贅沢を手に入れよう。
こんにちは。
今回は贅沢な暮らしより、心の贅沢を手に入れるという趣旨で話をしていきます!
皆さまは贅沢というとどのような事が浮かびますか?
美味しい料理を食べたり、いい車に乗ったり、いい家、海外旅行、etcなど多くのことが想像されると思います。
これらは現代においてお金があればやりたいことですし、贅沢な暮らしの一つとして憧れますよね。
しかし今日お話ししたいのは贅沢は日常になると、贅沢ではなくなるということを言いたいのです。
どういうことかをお話していきます。
世の中の贅沢には上限がない
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前提として贅沢が悪という話をしていくわけではありません。人間として贅沢に生きることは非常に精神的な幸福感を得られると思いますので、贅沢はするべきです。
しかし、お金があるからいいものを買うという短絡的な考えで贅沢するとお金はどんどん無くなりますし、贅沢をしている感覚は次第に薄れてよりいいものを買おうとします。これが贅沢する上での注意点です。
人間の特徴として、年収が上がると上がった分だけ生活水準をあげようとします。言い換えれば、贅沢な暮らしに近づけようとします。
これは間違ったものではないのですが贅沢をするときのマインドが大事で、毎日この贅沢が続くと贅沢として感じなくなるこいうことを意識することです。
つまり贅沢が続くと日うが常になってしまい、さらに上の贅沢を手に入れようと心理が働きます。すると必然的にお金はどんどんなくなっていきます。
年収が上がっても生活が苦しく感じる原因の一つがこれです。
お金があれば人生で出来ることの範囲は広がります。しかし必要以上の贅沢は、自分自身を苦しめることになります。
どんなにお金持ちでも欲しいものをどんどん買えばお金は無くなります。
贅沢に上限はないということは忘れない方がいいかもしれません。
贅沢に対する考え方
贅沢に関して考えてみたいと思います。
なんとなく人間は高価なものに対して価値を感じて購入し、「贅沢感」を感じるひとが多いと思います。
高価なものというのが今回のお話のキーなんですが、高価であればいい物であるという構図を意識しすぎると贅沢からは離れてしまうのです。
ここで昔話を交えて贅沢に対する価値観を考えていきたいのですが、今の価値で昭和30年ごろにバナナが何円すると思いますか?
答えは5000円です(笑)
今や特売で100円で買えるバナナが、昔は50倍の価格がしました。もっと昔で言えば「胡椒」なんかは、ブラックダイヤモンドという名前がついています。これはダイヤモンドに近い価値が当時胡椒にあったことを意味します。
なにが言いたいかというと、時代が変われば贅沢品は変わり、大量生産できるようになると価値は下がり、価格も落ち、贅沢品の枠から外れていくのです。
この事実を考えながらいろいろ購入することを検討すると、本当に必要な物を買うようになれます。
もっと言えば節約という考え方ではなく、自分のほしいものを値段という価値で判断しなくなることが最大の効果です。
値段で考えるのではなく、欲しい物がなぜほしいのかを常に考えて「手段」と「目的」を混同しないことが大事ですね。
心の贅沢を意識する
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これはすごい大事な観点です。
人間は買い物から得られる幸福感は、物を購入した瞬間から薄れていくという研究結果が出ています。
このことから、購入して幸福感を得ても次々と購入して幸福感を得ようとしてしまうのです。幸福感の連鎖といいますか、お金という犠牲は払いますよね。
もちろん贅沢で一時の幸せを得ることを否定する気は全くないのですが、その行動は「消費」であったり「浪費」であることを認識できているかは大事なことです。
ここでお話したいのは、最高の「贅沢感」は体験によって得られるということです。
どういうことかというと、お金を払うなら体験や経験に払うと継続的に幸せを感じることができます。
友達と旅行に行くのも贅沢ですし、家族と公園にお弁当を持って遊びにいくのも贅沢です。好きな趣味に没頭することも贅沢な時間ですね。
このように買うだけが贅沢な事ではないです。贅沢は買うのではなく、自分との対話の中で作っていくことだと私は思います。
まとめ
今回は贅沢について書いてきました。
最後にまとめとして書きますが、贅沢は自分が価値を感じるものに投資することで得られるものだと思います。
つまり贅沢の本質は自分の中に存在していて、他人がつけたものの価格に左右されるべきものではないと思います。
高いから価値があるという思考は辞めて、自分自身にとっての贅沢ってなんだろうと考えてみるのがいいですね。
最新のスマホに価値を感じて高くても本当に欲しいなら買うべきですし、家族との時間に価値を感じるのであれば安いおにぎりでも値段以上の価値とおいしさを感じることでしょう。
お金と贅沢が関連していないと気付くことから始めましょう。
有難うございました。