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アトピー治療に正解なんてない?

もうアトピーとの付き合いは何年になるんだろう。

まだ小さかった頃、膝の裏が痒くてボリボリ掻いていたら
赤くなってボツボツが出始め、それ以来の付き合いになるかな。
その時はまだ子どもだったから親が皮膚科に連れて行ってくれて、
処方されたステロイド塗ったらなんとか治って。

それから中学〜大学生の間も全くアトピーとは
無縁の生活を送れていたのに、社会人になり数年が経った時のこと。
ストレスが原因なのか突然顔全体にアトピーがどっと出て、
まぶたとほっぺたが真っ赤になってしまい
「え、、なにこれ?!」とパニックに。
人生初めてがっつりアトピーと対面したのでした。

皮膚科に行くのも億劫になるぐらい見た目が酷くて、
精神的にダメージを受けてしまい気分はガタ落ち。
丁度その時色んな健康法を調べていたこともあり(元健康オタク)、
「あ!冷えとりがあるじゃん!半身浴で治そう!」と思い
半身浴を2時間ぐらいしたりもして(今思うとよく頑張った)。

半身浴した後は顔の赤みは少しは引いたけれど…
やっぱり翌日には赤みはカムバックしてて。
「もーこれではダメだ!」と思い、近くの皮膚科に行ったものの
初診だったので1時間ぐらい待ち、
先生との診察はナント1分もしないうちに終了。

ちなみに会話はザッとこんな感じでした↓

先生「今日はどうされました?」

「あ、あの顔が真っ赤になってしまって。花粉の影響もあるんですかね」

先生「あーそうですね、赤いですね。きっと花粉ですね。じゃあ軟膏出しておくんでねー」

終了!

あまりにもあっさりだったので
「え、私の待ち時間返しておくれ・・・」と思いながら
帰宅したのを覚えてる。
その時期は丁度仕事を辞めた時でもあったので、
きっと今まで職場で我慢してたものが爆発して
アトピーとして体に出たのかな?
ストレス?とも思ったけれど。

ちなみにその時処方されたのはプレドニン眼軟膏。
ちゃんと両目や顔に塗ったものの、あんまり綺麗に治らず絶望的に。
どうしたものかと悩んでいたら「いい皮膚科があるよ」と
姉の友人から教えてもらい、
もう1年ぐらいそこの先生にお世話になってます。

正直、アトピーが初めて顔に発症した時は
「なんで私が!」っていう思いがすごく強かった。
何故かというと健康には変な自信があったから。
私は東洋医学が好きで、自分で自然治療について勉強したり
今まで色んな健康法などを試してきたので、まさか…ねと。

ちなみに試してきたものは↓

冷えとり
マクロビ
食事制限(砂糖、カフェイン、小麦粉なし)
漢方
ナチュラルメディスン

などなど

「ここまで色々やってたのに、なんで!」とエゴ丸出し状態だったなぁ。

・西洋医学<東洋医学
・薬は毒!民間療法で治せる!
・あれは食べちゃダメ、これはよし!

とすごく偏った考え方だったから、ある意味苦しかったのかもしれない。

もちろん、東洋医学でアトピーを治した人もいるだろうし
本当人それぞれだなと思います。
それが何であれ自分に合った方法で健康になれるのが一番だなって。

ちなみに今は特に東洋医学にこだわらず、皮膚科に通いながら
自分に合った薬を使って様子を見てます。
1年前から先生が処方してくれてるタクロリムス軟膏と
酷い時はダイアコート軟膏、そして保湿剤を使いながら治療継続中。

おかげさまで顔の赤みは引いて周りの目を気にせず
外出できるぐらいになりました。
でもまだまだ体全身にアトピーはあって、
腕や脚とかには黒ずんだ跡もあるし…もちろん悩む時もあるけれど
「もう悩んでも考えても治らないから、地道にやってこ」
精神で生活しています。

でも実を言うと、今の皮膚科に通いながら
他の治療法もあるかな?と思ってしまい…
ステロイドを処方しないクリニックに行ってみたり、
栄養療法を試してみたことも。

結局どの先生も言うことはだいたい同じで、
「食事が大事、カタカナで書いてある添加物は食べるな」
「薬は塗らないでオイルを使いなさい」と言われ、
そういう思考に前はどっぷり浸っていた時期があったから疲れてしまって。

今の時代SNSで簡単に情報を得られるから、
アトピー治療法について調べると色ーんな情報がすぐ手に入ってしまう。
だからそういったものについ振り回されてしまう時もある。
でも一人一人いろんな要素/環境が重なって症状が出てるはずだから、
「これが正しい治療法だ!」みたいなのは
きっと人によって違うんですよね。
だからこそ今は自分に合った治療法を無理なく続けていきたいと思います。

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