小諸の藤村忌に行ってきました
8月22日は島崎藤村の命日です。小諸や大磯で藤村を偲ぶ会が行われ、いちファンとして一回行ってみたい…!という願望叶い、今回小諸で行われた藤村忌に参列してきました。
どんな感じだったのかのレポです✍🏻
日程
☆8月22日(木)AM9:30~11:15分過ぎごろまで
☆藤村記念館前庭(懐古園内)にて
☆参加費などは特にありません。藤村忌に参列するだけなら懐古園には無料で入れるそうです。私はそのあと記念館などに立ち寄りたかったので、入口で入場券買いました(共通券500円です)。
藤村忌流れ
式の流れはこちら↓
最初のあいさつ
記念館協議会委員長、小諸市教育長の方、市長さんなど挨拶されました。記念館にある来館ノートをいくつか紹介されていましたが、みなさん日本国内のみならず台湾から訪れていた方もいらっしゃるみたいで…!国内海外問わずいろんな多くの方が足を運んでるんだなぁ、と嬉しい限りですね( ¨̮ )︎︎
中津川の市長さんからのメッセージも紹介されて、本当に両市ともゆかりある地なので…!今後も盛り上がってほしい!と思いながら聞いてました。
講話
ここで、東京学芸大学名誉教授の大井田先生から、『緑葉集』の面白さをテーマに講話がありました。
恥ずかしながら、私これしっかり読んだことなくて…。へ~…となりながら、また読んでみよう…と聞いてました。
・多種多様で個性豊かな、しかも色々な地位の女性像が描かれている。
・語り手、語り口が面白い!
・正義や論理を超えてのメッセージ性がある(世間は理屈が通じないから面白い!みたいな))
などなどの話に加えて、初めて知ったんですが、『夜明け前』と『家』どっちが面白いか論争があるとか。ここに来る前は、仙台駅近くの藤村広場に行ってきたんだよ~とか。
どっちが面白いかとかの論争があるんですね…。人の感じ方はそれぞれだから、どっちが優れていてとかは難しいんじゃない?とは思うんですが…。
俳句、献歌など
有志の方が、俳句を短冊にして備えていました。
そのあとは、合唱や草笛、演奏など…。様々な形で、藤村の詩などを感じられる時間でした。
閉会の言葉→献花へ
最後に、記念館館長さんからの閉会の言葉で締めくくり、参列した方全員で献花をしました。
会全体を終えて
初めての参加で、前どうだったのかは分かりませんが、会場の席はほとんど埋まっている形で、本当にたくさんの藤村先生のファンがいらっしゃるんだな~と!!それぞれどういう出会いをしたんだろう…、どういった形で作品に触れたんだろう。どんなかたちであれ、感銘を受けてる人たちがここにいるんだなあ…と感傷にふけっていました。
アウェイ感はなんとなくあった、かな…⁉関係者の方多くて、こんな一般人おっていいのか( ᐛ )⁉と思いながらも、一人でも参加できたのでよしとしましょう。
あと地元が常に湿度が高く、気温が高い蒸し風呂地域なので、こんな真夏の盛りに外でやるとか正気か⁉と構えてましたが、小諸の空気は涼しく心配いりませんでした(時間帯によって日に当たる席は暑いかもしれない。)
また、虫が飛びすぎてて、虫苦手なのでそこは大変辛かったです🙄
ですが、この日この場所で手を合わせることができて本当に嬉しく思いました。藤村文学が、この先も誰かの心に残っていくことを願って、花を手向けてきました。
<おまけ>ちょっと小諸観光
氷風穴見てきたよ!
小諸の観光スポットとして、行きたかったところです。
この土地の地形、また自然の摂理が織りなす現象を、実際体感してみて驚きでした!
粂屋さんで休憩
空気が涼しいというものの、やっぱり日中動き回ると暑かったです。
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