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企画構成力UPで、WEBサイト制作が驚くほどスムーズに!
こんにちは、non(のん)です!
今回も普段に比べたら結構なボリューム。
「企画構成力」のお話です。
今からWEBサイト制作を学習する方も学習中の方も、是非読んでほしい内容です。
WEBサイト制作学習中、「とにかく作品をポートフォリオに載せましょう」と言われることがあります。
最初は実案件の作品がないのでデモとして作る必要がありますが、架空の会社の架空の内容を考えるのって意外と大変ですよね。ネット上には、先輩方がお題もたくさん載せてくださっていますが、差別化するならオリジナルで考えたいものです。
しかし、バナー画像の限られたサイズ、文字数でも苦労するのに、サイトとなったらページも情報量も膨大。しかもデモだからといってテキストも全て「テキストテキストテキストテキスト…」ではなくそれっぽい文章を当てなければ、見る方もイメージが湧きません。私もとても苦労し途中で心が折れそうになった経験があります。
ちなみに、私の卒業したオンラインスクールでは、企画構成力を伸ばすためのカリキュラムはなく、ヒアリングシートのサンプルは配布されたたものの、「とにかくいろんな人のサイトを真似しましょう」と言われただけでしたので、私はWEBサイトを制作する上で企画構成力を養うことが重要であるとは認識していませんでした。とにかく真似をすれば「いいサイト」が作れるようになると思っていたのです。
しかし、実際は企画構成はとても重要で、その力を養うことでWEBサイト制作は驚くほどラクになります。
企画構成力が9割!ふんわりした構成は時間の無駄に
デモサイトだけでなく、実案件でも 企画構成が8割、いや9割といっても過言ではありません!
なぜなら、構成をしっかり練らないと情報があちらこちらに散らかってユーザーが迷子になるわかりにくいサイトになってしまうからです。
また、ふんわりしていて確信がない状態で進めていくとデザイン段階で「この順番でいいのかな?」「やっぱり入れ替えた方がいい?」と悩み、何度も時間をかけて修正することになり、効率もどんどん悪くなります。
「いいサイト」とは
いくら見た目がオシャレでも、情報が散らかっていたり求められる情報が載っていないと、ユーザーは情報に辿り着けず途中で離脱してしまいます。
狙っているアクションを起こしてもらう以前の問題です。
ですから、ユーザーが迷わず知りたい情報にたどり着き、内容が理解できることが重要で、それが即ち「いいサイト」だと私は思っています。
その「いいサイト」を作るのに必要なのが、 企画構成力 なんです。
企画構成力UPに役立った具体的な方法
では、スクールで「とにかくいろんな人のサイトを真似しましょう」と言われただけの私がどのように企画構成力をUPさせたのでしょうか?
ここでは、私が企画構成力を大きく伸ばせた学習方法をご紹介します。
①LPの構成を調べる(インプット)
まず、LP(ランディングページ)に使われる代表的な構成を調べました。特に 「PASONAの法則」 など、よく使われるパターンを学び頭に入れておくことでこの後の学習がスムーズに進みます。
※LPとは、主に商品の購買につながるような訴求力の高い1ページ構成のサイトのことです。
②LPの考察をする(アウトプット)
LPは、たった1ページで商品を買ってもらったり、公式LINEへ登録してもらったり、目的を達成する必要があるため、ユーザーが話に惹き込まれるように構成が考えられています。それを考察することで、コーポレートサイトにも応用できるようになります。
実際に、仲間と二人一組でLPを探し、以下のような手順で構成を見ていきました。
検証ツールで「title」「description」を抜き出す
そのLPのゴール(目的)をメモする
上から順番に、色味やフォントサイズ、テキスト情報から訴求のポイントはどこか、ペルソナはどんな人物か読み解いていく
読み解きながら訴求の強いテキストを抜き出す
CTAボタンの位置やそこに設置した意味を考察
※CTA:Call to Action(行動喚起、次に起こしてもらいたい行動)
考察のポイントと工夫
二人一組で進めると、それぞれの視点が入るので学びが深くなる。
※人数が多すぎると意見がまとまらないし、発言できずそこにいるだけの人が出てくるので2人がベストだと思います。普段からいいなと思ったLPをリスト化していき、考察の資料に使ったり、後から見返せるようにしておく。
※私は普段から考察する姿勢でLPを読むように心掛けていて、「ここの誘導の仕方上手いな〜!」とか「この表現参考にしたいな〜!」(一体何様なのか…笑)なんて思いながら画面をスクロールしています。余裕があれば Wordやドキュメントなどにテキスト情報を抜き出して書いていくと、デザインが抜かれるので訴求の全体像が見えてくる。
※フォントサイズに強弱をつけたり、CTAだけ色を変えるとよりわかりやすい。深く考えすぎないこと!製作者にしか正解はわからないので、煮詰まるくらいならスッと終わらせて別のサイトを考察する方が効率的。
これを週に1件ずつ5件ほど繰り返したところで、自然と一人でも考察できるようになりました。
考察用のLP探しは、主にPnterestやLPアーカイブ、プライベートで広告表示されたサイトを利用↓
初案件での苦労と今の違い
初案件での苦労
最案件の際の私を恥を忍んでここに書いておきますと…
当時は企画構成力が全くなく、クライアントに丸投げで「どういう順番でどんな内容を入れますか?」なんてふざけた質問をしていました。
お恥ずかしや。
結果、動線がしっかりしていないわかりにくい構成になり、後からしっくりこないな…やっぱりこうしよう!でもこっちのがいいかな?と直す羽目になりました。
現在の工夫
初案件の経験から、企画構成の重要性を認識した私は、上で述べたように仲間と学習し、現在は、同業他社のコーポレートサイトを3件ほどピックアップして考察してから構成を練るようにしています。
そのおかげで、クライアントへの提案時もどのような意図があってこの構成になっているのかしっかりと説明でき、構成やサイトマップの決定も早くなりました。
まとめ
企画構成力がつくと、WEBサイト制作が格段にスムーズになり、クライアントに自信を持って提案することができるようになります!
最初のうちはたくさん真似をしましょうと言われますが、「ただ真似するだけ」で終わるのではなく、どこの部分をどう真似るのか、何がポイントか「考察を重ねて自分の頭に落とし込む」ことが、最速で成長する近道だと思います。