【着ぐるみ制作】簡単な耳の作り方を説明する【アドカレ17日目】
響音カゲです。
初心者でも作れるような、簡単な耳の作り方を説明します。
材料
ウレタン 5mm厚や10mm、20mm厚が使いやすいがデザインに合わせて用意すること。人によってはコスプレボードを使う人もいる
画用紙などの厚紙
やり方
耳を作る簡単な方法の1つとしては、紙を曲げて型紙を作ってしまうこと。
大きめの画用紙を曲げてヘッドに添わせて、ヘッドに当てたときに出っ張るところをハサミで切って形を整えます。
その後、耳の形状になるように画用紙を切ります。
コツとしては適度にカーブさせること。複数の角度から見て、デザイン画通りの美しいシルエットになっているかどうかを確認します。
以下はにゃんの作例です。
満足いく型紙が出来たら、ウレタンやサンペルカ、コスプレボードなどに写し、切り出します。
ウレタンを曲げて接着してもいいのですが、そうすると元に戻ろうとする力がヘッド側にも強く掛かってしまうので、耳の形状とヘッド側のウレタンの厚みによってはヘッドも耳も歪みます。ハードシェルだとあんまり影響はないんですが、ウレタンシェルだと多少なりとも影響は出ちゃいます。
そこで、耳に厚みの半分ぐらいの深さで、V字になるように切れ込みを何箇所か入れて、そこで曲げて接着して最初から曲がった状態にしてしまうと接着時に曲げる必要がなくなるので、ヘッド側の歪みが減ります。
人によっては、大きさの違う2枚のウレタンを貼り合わせて曲面を作る人もいますが、私はそこまでウレタン造形が上手くないので下の作例を見て勉強してください。
耳を作るときのポイント
耳はファーで膨らむ分若干大きくなり、根本は毛足で埋まります。特に、長毛のファーを使う場合は顕著です。ファーで膨らむ分を考慮して作りましょう。
作例
私よりうまい人はいくらでもいるので、そっちを紹介します。
作例は無数にあるので、このへんで。
まとめ
耳を作る方法でした。
どちらかというと、どの角度から見ても良い感じに見えるかどうかという、絵心のほうが大切な工程です。慣れれば何ら難しくないんですが、初心者だと詰まることがあるので解説しました。
耳が付くと、顔の印象が大きく変わります。理想の形にならないなら、何度でもやり直しの利く工程なので、納得行くまで作り直したほうが良いです。
私はウレタン削りの工程を極力減らしたいので、今度からは耳も99%以上の精度で作れる3Dプリンターで作る予定ではあります。
というわけで、分からないことがあれば制作オフ等で質問してください。
それでは。
明日の記事は「【着ぐるみ制作】着ぐるみの顔の毛を貼る」です。
キャラクターの創作費に使わせていただきます。