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ケモノ着ぐるみイベントにあったほうがいい持ち物リスト
響音カゲです。
ケモノ着ぐるみイベントに持っていったほうがいいものについて書きます。
更新情報
2025/02/17 インナー大幅改稿、アイソチル、キャラ用カバンについて追記
インナー
着ぐるみをそのまま着ると汗が付いて汚れるし、かといって普通の服で着るとクソ暑いので、
汗や皮脂を付けて着ぐるみを汚さない
極力涼しくする
ためにインナーを着ます。
色は、白いと万が一外から見えた時に目立つので、基本的には無地の黒のほうがいいです。特に、バラクラバは内部での光の反射を防ぐ目的でも黒がおすすめです。(反射すると眩しくて外が見づらくなる)
安いインナーは汗をあんまり吸わないくせになかなか乾かないので、できれば着ぐるみのためにも良いスポーツインナーを買ってください。
私のおすすめとして、
アンダーアーマー アイソチル(上)
アンダーアーマー アイソチル(下)
バラクラバ
辺りを揃えておけば快適に過ごせると思います。
以前この記事で紹介していたヒートギアでもいいですが、2023年に新発売された素材であるアイソチルのほうがより冷感が強く感じられます。キャラや運動量にもよりますが、0℃以下の極寒環境だと、ヒートギアぐらいのほうがちょうどいいかもしれません。(間違えてコールドギアを買わないように! めっちゃ暑いです)
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例えば、気温30℃、湿度50%の夏場の着ぐるみ内部の温度は35~36℃、湿度は70~80%近くなり、熱中症のリスクは非常に高くなります。
着ぐるみ内部である温度35℃、湿度80%は非常に危険な環境です。
アメリカで温度と湿度から計算されるヒートインデックスは57℃(54℃以上で生命の危険)、不快指数は90.9(85以上で暑くてたまらない)と、熱中症リスクが非常に高い環境です。
しかも、着ぐるみ内部は屋外に半袖でいる状態とは違い、ほとんど通気性がなく、風も考慮できない状態のためさらに危険です。
エアコンの効いた屋内や、気温も湿度も低い冬場はここまでではないにしろ、暑くて熱中症のリスクのある環境であることに変わりはありません。
着ぐるみ内部は過酷な特殊な環境であるため、極力汗を効率的に蒸散させるインナーを着る必要があります。
着ぐるみに汗じみをつけるのをできるだけ防ぎ、また気化熱で体を冷やすことができます。
インナーは普通、1回キャラを出すだけでびしょびしょになって使えなくなるので、複数枚あったほうがいいです。
レディースはこっち。アイソチルの黒のアンダーシャツと、レディース レギンスは2025/02/17現在は売っていないので、代わりにヒートギアを貼っておきます。
着替え
死ぬほど汗をかくし、複数回キャラを出すときは何度も着替えることになるので、別に着替えがあったほうが清潔です。
ひどいと下着まで汗でびしょびしょになります。替えの下着等も用意しましょう。
お泊りするなら宿泊に必要なもの一式も持っていきましょう。
タオル
着ぐるみの中はとにかく暑くて、死ぬほど汗をかくのであったほうがいいです。ビオレとかシーブリーズとかが出してるような、ボディシートみたいなのを使ってもよいです。
くし、ブラシ
運搬した後のファーはだいたい毛並みが乱れてます。ブラッシングが必要です。
ちょっと荒めのくしと、黒毛豚のブラシを持っておくといいです。
着ぐるみの洗濯の話でも似たようなことを言ってます。
リセッシュ
湿ったボディに使います。
まあ、そもそも着ぐるみを長持ちさせたかったら、ボディが汗で濡れるほど長時間も着ぐるみを出すなという話なんですが、湿ってしまったものはしょうがないです。体質とかもありますし。
使う場合は必ずボディの内側に使ってください。
間違ってもウレタンには使わないように。アルコールで加水分解が進んで劣化します。
使った後は、扇風機で気合いで乾かすとベター。
ビニール袋
着ぐるみは雨などで濡れないよう、90Lのビニール袋に入れてからスーツケース等に入れて運搬します。
汗をかいたインナー等を入れる袋も必要ですし、現地でなくしたり消費したりするし、ケモ足に履かせればその場しのぎの靴になります。
予備も持っていったほうがいいです。
裁縫キット
着ぐるみはだいたい現地でイベント中に壊れます。ほつれたり、パーツが取れたりが一番多いです。
その場で縫えるように裁縫キットは準備しておきましょう。安全ピンとかもその場しのぎには便利です。娘さん系みたいに樹脂パーツを使っている場合は、瞬間接着剤もあって困ることはないです。
盛大にケツが裂けたときとか、ファスナーが壊れて閉まらなくなったときに、ガムテープを裏から貼ってもらってなんとかできる場合があるので、ポータブル布テープもあると安心です。
曇り止め
目が曇るタイプ(塩ビ板タイプなど)のキャラなら必須。
忘れると前が何も見えなくなります。
お手軽で薬局でも買えるのがメガネ用のくもり止め。
皮肉にもコロナ禍で常時マスクになったので、置いてる確率が前より上がった気がします。
もっと強力なバイクの曇り止めのほうが良いと聞きましたが、使ったことがないのでわかりません。おすすめがあれば情報求む。
ハンディ扇風機
首からぶら下げておくと口に風を吹き込んで涼めます。見た目が良くないのと、中に人がいることを連想させるので、うさぎの子ならにんじんとかの可愛いカバーを付けてる人もいます。
にゃんはヘッド自体の通気性がわりと良いので使ってません。
湿ったヘッドの中に突っ込んでおくとサーキュレーター代わりにもなります。
圧縮袋の予備
あんこ(隙間に詰めるクッションのようなもの)が多いキャラとかは、あんこを圧縮袋で潰して持っていってる人がいると思いますが、圧縮袋って結構簡単に壊れるので予備があったほうがいいです。
最悪、持って帰れなくなります。
ネームプレート
あなたの着ぐるみの名前を覚えてる人はほぼいないですし、初対面の人も誰かわかんないです。
ましてや喋らないキャラだと絶対に名前がわかりません。
名前を呼んでもらうために、ネームプレートを作って持っていくといいです。
獣化したときに、首から下げておきましょう。人によっては個性的なネームプレートを作ってます。
一応、私も家にラミネーター等一式揃っててコミッションできますのでご相談ください。おすすめのイラストレーターさんを紹介したりとかもできます。
キャラ用カバン
最近はキャラに貴重品や名刺を入れたカバンをもたせてる人が結構います。自作してみてもいいですし、可愛いデザインのものを探してみてもいいかもしれません。
名刺
着ぐるみイベントで、着ぐるみを着ている時間のほうが普通は短いです。
ほとんどの時間は生身でいます。
イベント中に雑談をしたり、交流をしたりするなら名前を覚えてもらったり連絡先を交換したりするためにも、名刺があるとスムーズです。
とはいっても、この場合の名刺はビジネス名刺ではなくて趣味の名刺なので、ハンドルネームやTwitterのID、キャラクター名やキャラのイラストや写真などが載っているものがほとんどです。
これがあるとちょっぴり名前とキャラを覚えてもらいやすくなります。
サーキュレーター、扇風機
車で行けて、着替え場所がホテルとかロッジとかで貸し切りで電源が使える場合はあるとベターです。
湿ったヘッドはできるだけ早く乾かさないと臭くなるので、サーキュレーターの上に置くと早く乾きます。
扇風機もボディに風を当てて早く乾かすのに便利ですし、キャラのときも扇風機の前にいると多少涼しいです。
延長コードも忘れずに。
水分
着ぐるみ着てると死ぬほど汗をかくので、スポーツドリンクは必ず用意してください。キャラを出す時間が長い場合は塩分補給も忘れずにしてください。
着ぐるみ本体
当たり前ですけど、結構パーツを忘れる人がいるんで要注意。
ケモ手
しっぽ、しっぽベルト
ケモ足
あんこ
衣装
小道具
あたりは忘れ物しやすい筆頭です。
自分の着ぐるみパーツは一通りメモっておきましょう。
カメラ、スマホ、充電器
キャラを撮影できるよう、カメラやスマホがあると良いです。連絡先の交換にもスマホは使います。
モバイルバッテリーや替えのバッテリー、宿泊するなら延長コードと充電器も持っていきましょう。充電ケーブルも忘れずに。
タッチペン
キャラ用のかばん持つ前提ですけど、着ぐるみでもスマホやタブレットをいじりたい人はあったほうがいいです。
指が相当器用な子じゃないと使えないと思います。少なくともにゃんはウレタンあんこの手なので無理です。ペットスーツインナーのキャラとかなら余裕かな?
喋らない子なら筆談ボードみたいなのを使っても面白いかも。
コンタクトレンズ、メガネ
私みたいに目が悪い人向け。
着ぐるみは基本的にコンタクトレンズを使ったほうが曇らなくていいです。メガネだと曇るしずれるしで良いことがないです。
着ぐるみだけなら常時使わないと思うので、安いソフトコンタクトレンズなら1万円ぐらいあれば処方箋含めて買えると思います。
コンタクトがダメな人はメガネか裸眼で頑張ってください。
まとめ
着ぐるみイベントは持ち物が多いですが、色々揃えておくとイベントを快適に過ごせます。ぜひ、ちょっと奮発して良いもので揃えてみてもいいんじゃないでしょうか。
一応、拙書の63ページにもチェックリストがあるので、電子版を持ってる人はPDFを印刷して適当に書き足して使うといいんじゃないでしょうか。(この記事のほうが新しいので、若干内容が増えてます)
デジタルで管理する人なら、Trelloとかでチェックリストを毎回イベントのたびに複製できるようにしておくと便利です。
それでは、忘れものをしないように!
参考資料
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