【着ぐるみ制作】尻尾と尻尾カバーの作り方【アドカレ22日目】
割りと簡単な尻尾の作り方についてです。
平面作図でやる方法もあるのですが、今回は型紙をガムテープで作るやり方で紹介します。
平面作図で作る方法はHoshinoさんの本に書いてあります。
材料
わた
サランラップ 22cm幅 50m
ハイマッキー
ガムテープ
はさみ
カッター
ファー生地(型紙が出来てから買うといいです)
厚手の生地(帆布、合皮など)
手芸用テープ(アクリルテープ、綿テープなど)
ラップはサランラップの22cm幅 50mが、適度な粘着力と幅とコストパフォーマンスと入手性で、一番使いやすいです。
厚手の生地は帆布が丈夫で入手しやすいと思います。
手芸用テープは幅20mm前後のものが使いやすいと思います。
厚手の生地と手芸用テープはどうせ見えないので、適当な色で良いですが、万が一見えたときを気にするならファーと同系色にしておけばいいです。
やり方
1. 型紙を作る
ボディの型取りとほぼ一緒です。
綿を尻尾状にして、サランラップを巻きます。上からガムテープを貼り、型を取りましょう。
根本のところは、平らな面にして、ベルトを通すスペースを用意しておきます。
終わったら中心線と分割ラインをマッキーで書き込み、はさみやカッターで切り開きます。
2. ファーを切り出す
型紙からファーを切り出します。私は一回紙に清書して縫い代を付けてからファーに転写します。
縫い代は、ミシン縫製で特にこだわりがなければ1cmで良いと思います。
ファーを切るときの注意点は以下の記事をご覧ください。
根本の部分のうち、体に当たるところは硬めの生地(帆布など)で切り出しておきましょう。
3. ファーを縫う
ファーを縫います。体に当たる部分のパーツは最後に使いますので、先に本体の方はすべて縫ってしまいましょう。
体に当たる部分のパーツの表に、テープを縫い付けます。
尻尾には幅広ベルトを使うと安定しますので、50mm幅のベルトのバックルが通るように縫い付けると良いです。バックルはベルトよりも少し太くて厚みがあるので、7mm~10mmぐらい大きめに縫っておけば大丈夫でしょう。
ミシンで数往復だけ端を縫えばいいです。
テープの端を折り返して縫い付けると綺麗に見えますが、かなりパワーのあるミシンでないと縫えないので注意。
ひっくり返すための穴を15cmほど残して、体に当たる部分のパーツを縫い付け、ひっくり返して中に綿を詰めたらコの字縫いで閉じます。
これで完成です。
コツ
尻尾もヘッドやボディと例に漏れず、ファーで膨らむので、その分を考慮して作りましょう。
尻尾の形状は、先に作っている人の例を見るといいです。
尻尾カバーの作り方
長い尻尾の場合は、尻尾カバーがあると地面で汚れなくて済みます。
同じ型紙を使って塩ビ生地で作れば、尻尾カバーになります。ミシンで縫えるよう、縫う順番には注意しましょう。
根本はゴムバンドなどで固定できるようにしておくといいです。
明日の記事は「【着ぐるみ制作】裏地を付けて見栄えを良くする」です。