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【着ぐるみ制作】着ぐるみの顔の毛を貼る【アドカレ18日目】

ヘッドへのファー貼りは、2つの方法があります。

  • ファーを縫い合わせてから少しずつヘッドに被せ、必要なところを接着する

    • メリット:ファーの隙間が見えない

    • デメリット:縫い目が段差になる

  • ファーを縫わずに、そのままヘッドに接着する

    • メリット:ファーの段差がない

    • デメリット:ずれたり、剥がれたりするリスクがあり、目立つ

縫う方法が大多数です。多少ずれてもファーの隙間が見えることがないため、初心者から上級者までこちらを使う人のほうが多いです。デメリットとして、縫い目の部分に厚みができる分、短毛ファーだと縫い目が目立ちます。

それに対して、直接接着する方法だと一切段差なくファーを貼り付けることができます。その代わり、ファーが少しでもずれたり、剥がれたりするとその箇所が目立ってしまいます。こちらのほうが難易度が高いです。

直貼りなら、こういう複雑な形状でもキレイに貼り込むことができます。

この記事では、縫わずに顔の毛を貼る手順をより詳細に解説していきます。縫って被せる方法はそんなに難しくないので、頑張ってトライしてみてください。

ちなみに、にゃんは縫って被せるやり方です。

用意するもの

  • ヘラか平筆、幅1cmぐらいのものが望ましい

  • Gクリヤー

  • ヘッドベース

  • ファー

やり方

1. 接着剤を塗る

まず、ファーの縁と、ヘッドベースの接着箇所に、ヘラや平筆を使って均一にGクリヤーを塗り、乾燥させます。

夏場なら2~3分、冬なら5分ぐらいでしょうか。
表面がベトベトしなくなるぐらいまで乾燥させます。

だいたい、この接着剤を塗る工程で剥がれるかどうかが決まります。縁まで均一に、薄く、塗るのがポイント。少しでも塗り残しがあると、そこから剥がれてきます。

2. ファーを貼る

ファーを端から貼っていきます。

ウレタン、3Dプリンターシェル等素材を問わず、しっかりと強く押さえてください。

動画を見たほうが早いです。

3. 乾燥させる

乾燥させます。もし、ファーに隙間ができてしまったら、隙間に筆で接着剤を塗り込んで、ある程度乾燥させてから押してくっつけてください。

コツ

  • ずれると、ファーの境目が分かってしまいます。結構難しいです。特に、短毛生地は難易度が高いです。

  • 若干隣のファーと詰め気味にして、ほんの少しだけ地の生地だけを重ねるぐらいのつもりで貼るとベターです。

  • ストレッチファーを使うと、縫い目を大きく減らせるので、非常に難易度が下がります。ヘッド形状によっては1枚で顔の前面を丸々貼れたりします。おすすめです。

まとめ

今回は顔の毛を貼るだけで作る方法を紹介しました。

縫うよりも圧倒的に早い場合が多いので、制作スピードをアップさせたい方にもおすすめです。

意外と日本だとリスクを嫌ってこの方法をやらない人が多いので、一度は試してみると良いと思います。造形に応じて、ケースバイケースで使い分けるといいんじゃないでしょうか。

それでは。


明日の記事は「【着ぐるみ制作】着ぐるみに使われる生地」です。


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