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愛するということ

多くの現代人は愛について誤解しています。

愛を獲得するということは外見を磨き、富を得ることでは無く、また自分が愛する人間や愛される人間としてふさわしい存在を待ち続けることでも無いのです。

愛を獲得するということはそんな表面状の問題や運の問題ではありません。

愛を獲得できるかどうかは本人の技術や能力の問題なのです。

「お金さえあれば、見た目さえ良ければ、ふさわしい相手さえいれば…、私は人を愛することができる。」

こういった考えは自分に大きな期待や希望を与えます。

しかし、それと同時に愛について深く考えることや愛する技術や能力を高めることから目を背ける原因にもなっています。

誰もが自然にできそうな愛するということこそ、努力をし続けなければならないのです。

そしてまた、愛することこそ愛されるということなのです。

あなたは与えることができていますか?

愛することは与えるということです。

しかし、与えるということは物やお金を与えるということではありません。

あなたの喜び、興味、知識、悲しみ、ユーモアといったあなたの中に存在する大切なものを与えなくてはならないのです。

あなたの大切なものを知ることで、相手の心も活気付き、満たすことができるのです。

しかし、愛することができない人は自分の大切なものを心にしまい込み、それらについて話すことは愚か、逆に隠し通そうとするのです。

あなたが自分の大切なものを相手に隠し続けるということは相手があなたのことを深く理解することを不可能にし、同時に愛することはできない状況になってしまいます。

つまり、愛に飢えている人こそ、髪型や服装、仕草にこだわるのではなく、相手にありのままの自分を見せなければならないのです。

しかし、これは簡単なことではありません。

今まで自分の大切なものを隠し続けてきた人にとっては難しいでしょう。

自分の本心と表面上で演じてきた自分を切り離し、完全に自分を理解しなければ、相手に大切なものを与えるということはできません。

こういったことは孤独の中で瞑想し、自分と向き合い、対話することで成熟していくものです。

この記事を読んだすべての方がより良い明日になることを願っています。

終わり。



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