"自分のあり方"とはなにか?
こんにちは、Hibikiです。(自己紹介はこちら)
皆さんは、ボブ・バーグ氏、ジョン・デイビッド・マン氏の著書
『ひとを動かす技術』(大和書房)
を読んだことありますか?
私はチームのリードに悩んでいる時に読んだのですが、タイトルの印象とは異なり、人を動かすための小手先の技術ではなく、自分を深く見つめ直すことを求める内容となっています。
その中でこのような一文があります。
自分のあり方?分かるような分からないような。
本を何度も読み直し、自分のあり方とは何かをずっと考えてきました。
そして、自分のあり方を伝えると、なぜ人を動かすことが出来るのか、も。
つい最近、自分の中で「自分のあり方」に関して腑に落ちたことが
あったので、紹介させて頂きます。
「自分のあり方」を実感した出来事
それは、2024年10月27日に行われる衆議院議員総選挙の候補者に関する情報を目にした時でした。
その方は中卒で働き始め、苦労しながらも司法試験に合格、弁護士になり、今選挙に出馬していると、書かれていました。
今までの生い立ちと共に何に苦労し、何を考え、衆議院議員になった後、何を変えていこうとしているのか、その方の主張は今までの苦労も全部含めて、自分の人生を使って国政に切り込んで行くというものでした。
他の候補者は、過去の輝かしい実績と共に壮大な公約を掲げていたり、与党の問題点を指摘して自分たちが政治を変えると主張していたり、と「何をした」「何をする」という行動に主眼を置いた主張になっていました。
結果、私の心を動かしたのは、中卒で働き始め、今回選挙に臨んでいる候補者の方でした。
「自分のあり方」とは人生のひっかき傷により作られた今の自分
今までの人生の中で、何に悩み、苦労し、今何を考えているのか、「ひとを動かす技術」に書いてある言葉で言うと「人生のひっかき傷」が人格を作り、その人のあり方になる。そして、その「あり方」に惹きつけられ、人は動かされる。
そういうことなのかなと感じました。
人は、ひっかき傷を晒す勇気に惹きつけられる
お涙ちょうだいのストーリーを作れば良いということではないと思いますが、どんな人でもひっかき傷の1つや2つは持っているはず。恥ずかしくてもその傷を示し、自分が何者であるのかを晒す勇気を持った人に、人は付いていくのだと、今回の実体験を通して理解しました。
自分のあり方を理解しただけでは、スタートラインに立ったに過ぎません。
今回の気づきを基に、一度自分の過去を振り返り、今の自分のあり方を整理したいと思います。