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「電話越しの私が、彼を狂わせた夜。」

彼とはもう3週間も会えていない。

お互い忙しくて、夜に少しだけ電話をするのがやっとだった。

「ねえ、会いたいよ……」
スマホを耳に押し当てながら、ベッドの上で膝を抱え込む。
彼の低い声が優しく響く。

「俺も。早く会いたい」
そう言いながら、きっと彼は真面目な顔をしているんだろうな。
私はそっと、薄いランジェリーの上から太ももを撫でた。

「でもさ、電話だと声しか聞けないじゃん? それじゃ足りなくない?」
わざと小悪魔っぽく言ってみる。

彼が少し戸惑うのが分かる。

「……足りないけど」

「んふふ、じゃあさ、今ここで……してみる?」

「は?」

一瞬の沈黙。

こういう反応、ほんと可愛い。
彼は恥ずかしがるとき、いつも少し強めに言い返してくる。

「何言ってんの、お前……っ」

「えー、だって……寂しいの」
甘えた声を出しながら、指を下着のレースに沿わせる。

「響、お前……本当にそういうの好きだよな」

「うん、大好き♡ ……でもさ、私ばっかりしてる気がする」

「ばっかり?」

「だって、私が恥ずかしいこと言うたびに、いつもあなただけ楽しんでるじゃん?」

スマホ越しに、彼が少し息を詰めるのが分かる。

「……今も?」

「ふふ、想像にお任せするよ」

指先が下着の縁をなぞるたび、肌が少しずつ熱を帯びていく。

「……聞かせて」

「え? なに?」

「何してるのか、聞かせてって言った」

彼の声がいつもより低くて、少し震えてる。

「……ねえ、もしかしてドキドキしてる?」

「するだろ、こんなの……」

「……聞かせてほしい?」

スマホ越しの彼は、すぐに返事をしなかった。
でも、その沈黙が、彼の興奮をすべて物語っている。

私はそっとシーツの上に身体を預け、指を下着の縁へと滑らせる。

柔らかいレースの布地をゆっくりずらしていくと、熱を持った肌が敏感に反応した。

「……今ね、すごく気持ちいいことしてるの」

「……バカ、そういうこと言うなよ」

彼の声が少し低くなったのが分かった。
普段はクールで余裕のある彼が、こんなふうに戸惑うのがたまらない。

「だって、寂しいんだもん……」
そう甘く囁きながら、指先をゆっくりと這わせる。
下着の奥、そこはもうじんわりと濡れていて、少し触れただけでも敏感に跳ねた。

「……んっ……」
小さく漏れた声に、スマホ越しの彼が息を詰まらせるのが分かる。
「響……お前、本当に……やってるの?」
「ん……んふふ、想像してみて?」
「……してるよ。もう、やばい」

彼の息遣いが、だんだん荒くなってくる。
きっと今、彼も——。

「ねえ……あなたも、してるんでしょ?」
「……」
「ふふっ、なんで黙るの?」
「……お前が、そんな声出すから……我慢できない」

私はスマホを片手に持ち替え、ゆっくりとカメラを起動させる。
画面には、少し乱れた自分の顔が映っていた。
「……声だけじゃなくて、見せてあげたら、もっとやばい?」
「……響、やめろって」
「ふぅん……言葉と逆の意味になってるね?」

指をゆっくりと動かす。
濡れた音が、小さく響く。

「んっ……はぁ……すごい……」
「……っ……」
「あなたも……一緒にしてる?」
「……してる……」

彼の声が、さっきよりもずっと熱を帯びている。
濡れたモノを擦る音が生々しくて、さらに熱くなって…どんどん大胆になってしまう。
「ねえ……もっと聞かせて……?」
「……お前こそ、もっと……」

お互いの声を聞きながら、指を動かすリズムが少しずつ早くなる。
ゾクゾクするような快感が、身体の奥から湧き上がる。

「……もう、すごくなってる……?」
「……やばい……」

電話越しに、彼の荒い息遣いが聞こえてくる。
それだけで、私の興奮もさらに高まっていく。

「……響、もう、無理」
「え……?」
「やっぱり……今すぐ会いに行く」

彼の声は、完全に理性を失っていた。
「……そんなの……ダメだよ」
「いや、ダメじゃない」
「……」
「待ってろ」

その言葉に、私の心臓が大きく跳ねる。
「……うん、待ってる」

スマホを握りしめたまま、私は彼が来るのを想像して、熱を帯びた身体をぎゅっと抱きしめた——。


今日はここまで。
ちょっと恥ずかしいけど、これからも時々こうやって体験談を書いていくから良かったら読んでみてね!

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