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ピアノ練習006

 前回まで、トンプソン導入書全30の課題曲のうち22曲を修了。今回はさらに26曲目まで。いよいよ終わりが近づいてきました。

調号(シのフラット)「お山を越えて」

 ここにきて初めての歌詞無し曲。ヘ長調で黒鍵はシ♭の1個。また、『(できるだけ元気に)』という但し書があります。ニュアンスをどう出すかは、但し書の有無にかかわらず意識するよりも先に、メロディーとピアノが教えてくれるような感じがします。弾きながら響きを聴いて、ことばどおり手探りでイメージと体の使い方を模索する感覚です。もっとも、いまはテクニックの修得がメインで、一曲一曲の表現にかける比重は些細なものですが。発展的な楽譜も載せられているものの、適正な難度ではなさそうでひとまずはスルー。

手の交差「ハイキング」

 左手が右手を超えて弾くパートがあります。11曲目「もくば」とよく似ていますが、今度は曲の途中に出現するために手を戻す動作も要求されます。難しさはテンポ次第といったところ。ハイキングにしてはえらく険しそうな挿絵も情緒があってよい。

臨時記号(ラのシャープ)「みつばち」

 8分音符とはいえ、ただの2123の指使いのパターンなら苦労はないのに、そこに黒鍵が混ざるだけでずいぶんと難易度が上がります。右利きのひとならなおさらでしょう。リズムとボリュームを正確に出すのが難しい。短いフレーズながら小さな恐怖心が浮かぶ印象的なメロディーです。

弱拍「なかよし」

 これまでも弱起の曲はありましたが、テーマとして扱われるのは初めて。ソの弱拍を起点にしたフレーズ4つで構成されています。リズムも取りにくいですが、しれっと左手の指使いが難しくなっています。この本は各曲でほとんど手を特定の鍵に置きっぱなしで弾けるようになっています。それがここでは親指だけ1本分広げたり、手全体?をこれまた1本分だけ右にずらしたり。現在は楽譜ばかり見ながら演奏しているのですが、もっと大きく頻繁に手を移動させる曲を練習するようになってくると、鍵盤を見るようになってくるのですかね。

今後

 次回で導入書の全曲を修了予定。うまくなったという実感は正直あまりないのですが、触れてきた時間は確かなものであり、進んでいくのみです。

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