気づけば5ヶ月ぶりの更新になるようです。トンプソン第2巻、9曲目、その他諸々。 長くひきのばすペダル「遠くの鐘の音」 前回以上に更新の間隔が空いてしまいました。ただ、動画は5月の頭に撮ったものです(まだ長袖)。前曲の後に引越しがあり、寒さやらで1ヶ月以上ろくに触らない時期を経て、再開して2週間くらいで撮ったもののようです。当時を思い出しながら、曲や練習について書いていきます。 4分の4拍子、ハ長調。この曲の前にペダル、特にダンパーペダルについての解説、およびシンコペ
トンプソン第2巻、8曲目。1ヶ月ぶりの更新です。 手首のスタカート「クリスマス・キャロル」 4分の2拍子、ト長調。週1更新を続けられていれば、クリスマスには間に合わずとも年末には上がる計算だったのですが、あれよあれよと2月になってしまいました。難しいというのもありますが、忙しさとモチベーションの低下で練習があまりできていませんでした。 課題には手首のスタカートとありますが、それにしてはテンポが速い気がします。手首というよりは指が鍵盤の抵抗に負けてしまって、音のキレを
トンプソン第2巻、7曲目。今回も1曲仕上げるのに2週間かかりました。 バレー「時のおどり(ラ・ジョコンダ)」 4分の4拍子、ハ長調。古典バレエの曲で、イタリアの作曲家ポンキエッリによるとのこと。更新が1週空いたのは他でもない、難しくて全然弾けなかったからです。動画にするまでに間違いなくこれまでで一番練習した曲です。 右手のポジション移動が頻繁すぎる。アーティキュレーションを抜きにしても、音符どおりにゆっくり正しく弾ききるだけでそうとうに苦労しました。 練習にあたっ
先週は練習記録の更新ができませんでした。というわけで、先々週から引き続いて、トンプソン第2巻、6曲目。 拍子記号とその起源「田舎の庭園」 4分の4拍子、ハ長調。アルファベットの「C」の形をした4拍子の拍子記号のうんちくが述べられています(この曲と関係ある?)。古いイギリスのモリスダンスの曲とあります。モリスダンスとは、おもに五月祭の催し物とのこと。第1巻にもありましたね、五月祭。 舞踏曲ということで、リズミカルに弾くことを意識。両手とも細かなポジション移動が多いので
トンプソン第2巻、5曲目。 半音進行「村のあちこち」 4分の4拍子、ヘ長調。半音進行での1と2の指くぐり、これは先月の「アルプスの山々で」でも用いたテクニックです。そのときと大きく異なるのはテンポです。表情記号にCon moto(動きをもって)とあります。テンポ記号はなし。どう弾くか悩ましいところですが、とりあえずゆっくりはないだろうと。 タイトルや挿絵から想像するのは、個人が生き生きと暮らす、活気ある村の雰囲気。調性のはっきりとしないメロディーからは怪しさを出すこと
トンプソン第2巻、4曲目。 ヨハン・セバスチャン・バッハ「メヌエット」 4分の3拍子、ト長調。サブタイトルにまでされているのに、作曲者が間違っているらしい。正しくはペツォールト(初耳)とのこと。教本には「ペ」の字も出てきません。トンプソンの時代にはまだ誤解されたままだったようですが、改訂で注釈を入れるなりしても良い気がします。ご丁寧にもバッハの身の上を、小さな文字で11行もかけて説明しています。 名曲には違いありません。上達にしたがって、ごく一部とはいえ自然と有名な
トンプソン第2巻、3曲目。 おや指の上をこえる2の指⸻白鍵と黒鍵から「私のおや指をとびこせ」 4分の3拍子、ハ長調。新しい課題として、両親指の上をそれぞれ人差し指が行ったり来たりします。8分音符で忙しいです。ただ、この曲を練習していて、それ以前に基礎ができていないと感じました。そもそもドレミファソ、ソファミレドと、単純に上昇ないし下降する段階で、指が滑らかに動かないのです。これまで遠ざけてきましたが、やはり技術的な練習問題を並行して積んでいく必要があるかもしれません。
トンプソン第2巻、2曲目。 ライト・オペラ「彼方の岩にもたれて(フラ・ディアボロ)」 8分の6拍子、ト長調。「フラ・ディアボロ」というオペラの劇中歌とのこと。スフォルツァンドが登場。中学までの授業で習った記憶もなく、完全初見です。どうも劇の独唱としては、「ァア~」と声を張り上げるパートっぽい? ピアノ用にアレンジされていますが、やはり声色自在の人間の歌唱からの転用に限界を感じます。 今週は最近再開した大学時代の部活で手の疲労が数日抜けず、満足に練習できていないです。
今週からトンプソン現代ピアノ教本の第2巻です。1曲目。 2の指の下をくぐるおや指⸻黒鍵から「アルプスの山々で」 4分の3拍子、ハ長調。数字かっこなしのリピート記号が説明なく出てきます。やや不親切な気もしますが、意味は調べれば問題ありません。教本もそういう段階に入ったということでしょう。新しい技術的な課題として、指のクロスが出てきます。1と2の指間のみ、丁寧な導入で初めてでも楽に動かせます。なるほど、小さなポジション移動には便利な指使いです。ラストには保持音も出てきます
トンプソン第1巻、50曲目。いよいよ最後の曲です。 16分音符「ジョン・ピール」 4分の2拍子、ハ長調。第1巻の最後にふさわしい難曲です。というより、16分音符の導入としては不適切なほど難しく感じます。デレステとスクフェスでさんざん16分の縦連を叩いた経験も、ここでは無意味。細かいフレージングとポジション移動で忙しい。 ただ、弾いていてとても楽しい曲でもあって、ここ何曲かの中では一番夢中になって練習した気がします。Allegroの指示があり、動画よりもっと速く弾きた
トンプソン第1巻、49曲目。 2つの手の位置(両手)「ダブリンの町」 8分の6拍子、ト長調。教本内での言及はありませんが、聴けば一発でわかるレベルで転調があります。ホ短調、やはり短調は良いものです。第9小節から8小節間ですが、トンプソンはほんとうに短調が出てこないので、これでもたっぷり尺がある気さえします。ホ短調はト長調の平行調、すなわち調号が変わらないため、楽譜を見ただけでは気付きませんでした。その分、演奏も易しいかな。もっとも、この曲の場合は各フレーズ内では5本の
トンプソン第1巻、48曲目。 新しい手の位置(変イ長調)「摩天楼に寄せて」 3分の4拍子、変イ長調。リピート記号が初登場。ドミソのアルペジオを繰り返す曲は幾度となく出てきましたが、この曲はそれらと一線を画して好きです。相変わらず単調といえば単調なのですがね。広い音域と形を変えて繰り返されるセブンスコードとが、リッチに感じられるからかもしれません。変イ長調の調べもいい感じです。フラットが4つもあって難しそうですが、この曲の場合は、頻繁に行う跳躍の目印として黒鍵がかえって
トンプソン第1巻、47曲目。 特徴のある音楽を理解して弾く「特急列車」 4分の4拍子、ハ長調。表情記号、ここでは強弱記号に注意して弾くように指示があります。列車が一駅分移動する様子がひねりなく表現された曲です。例によってあまり好きでなく、熱心に取り組めていないです。テクニックについて語ることはとくにありません。休符の取り方がしっくりこなくて少し弾きにくかったです。 今後 第1巻がもうすぐ終わると感じ始めてからずいぶん経った気がします。あと3曲です。
トンプソン第1巻、46曲目。 音階のパターンと和音「鍵盤のあそび」 4分の4拍子、ハ長調。ドレミファソラシドどメジャーコードを転調しながら弾いていきます。キャプションには退屈かもしれない音階や和音のイメージをこの曲が変えてくれるだろうと自信たっぷりに書いているのですが、正直言って退屈でいまさらな曲だと感じました。やる気が落ち込んでいる最中なのでなおのことつらいです。冒頭からフォルテの指示、最後の和音4つはフォルティシモ指示、いっそのこと思いきりやってやろうという気持ち
トンプソン第1巻、45曲目。 3つの手の位置「きよしこの夜」 4分の3拍子、ハ長調。ついに来ました、日本でも知らないひとはいないレベルの曲。最近だとBuddy Daddiesでミリちゃんたちが歌っていたのが記憶に新しいですね(なんでもアニメくん)。じつはわたしは皆で歌った経験がなかったりします。 左右ともポジションの移動が頻繁にあります。とはいえ、指拡げで対応できるあるいは跳躍の間がメロディーに用意されているものばかりなので、見た目より難しくありません。動画のアップ
トンプソン第1巻、44曲目。 分散和音の伴奏「なつかしいむかし」 4分の4拍子、ニ長調。作曲者もわかっているイギリスの曲らしい。この時代のなつかしいとはどんなものだろうね。ちょっとポップスっぽい。 左手は徹底して8分音符の分散和音です。したがってこれまでの曲と比べてかなり密です。同時に右手はポジションの細かい移動があります。それなりのテンポで弾くなら、自動化するまで左手を慣らすしかないと感じました。質より量です。 右手はフレーズを短めに切っています。その方が雰囲