ピアノ練習051
トンプソン第2巻、3曲目。
おや指の上をこえる2の指⸻白鍵と黒鍵から「私のおや指をとびこせ」
4分の3拍子、ハ長調。新しい課題として、両親指の上をそれぞれ人差し指が行ったり来たりします。8分音符で忙しいです。ただ、この曲を練習していて、それ以前に基礎ができていないと感じました。そもそもドレミファソ、ソファミレドと、単純に上昇ないし下降する段階で、指が滑らかに動かないのです。これまで遠ざけてきましたが、やはり技術的な練習問題を並行して積んでいく必要があるかもしれません。よく聞くものだとハノンでしょうか。
この曲も曲というより練習問題に片足突っ込んでいるような趣がありますが、音楽的な趣向も見てとれます。忙しく転調を繰り返し、また、長調と短調とで生じる鍵盤間隔の違いが技術的なバリエーションとしても作用しており、よく考えられています。実際、検索して上手なひとの演奏を聴くと、同じ曲とは思えないほど美しい曲に聞こえます。
コードとしては第3小節にオーギュメントコードがたぶん初登場。3つの音の間隔がすべて半音4つ分、すなわち十二平均律を3等分しており、循環性を持ちます。楽しいですね。ここではCメジャーのドミナントコードの代用なのでしょうか。するとGオーギュメントと呼ぶのが自然なのですかね。
今後
基礎技術の練習、別枠で始めるか思案中です。こういうとき、教室の先生がいるというのは勝手が良いのでしょうね。