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ピアノ練習004

 前回はトンプソン導入書の12曲目までを履修。今回は18曲目までで、曲数でいえば折り返しになります。

1つおきの音(ハイドン)「すてきなメロディー」

 前曲初登場の8分音符のオンパレード。どんどん曲らしくなってきたなというところで、休憩がてら続巻の現代ピアノ教本第1巻をパラパラと読んでいます。そのまえがきよると、レッスンテーマの1つおきの音というのも、パターンの重要性に要請されたものなのでしょうかね。1つおきのメロディーと指使いのパターンに触れること。実際、これまで頻出の隣り合った指の運びと比べると、ほんの1本違うだけなのに初めはとくにぎこちない感じがありました。難しい曲も、一つひとつは単純でわずかに異なるだけのパターンの組み合わせで構成されていると見なすと、ゆっくりと基礎練習を積んでいくモチベーションになります。

低音のドとソ「がちょうとかえる」

 左手が、オクターブ下のドとソに移動する曲。子どもや女声には歌うのきつそう。左手パートはタイトルのとおりの鳴き声ですが、弾き方がわからないので表情は控えめ。右手を滑らかに弾くのが地味に難しい。

シャープ「ぼくのふね」

 臨時記号による黒鍵の登場。かつて音楽の授業ではなんかよくわからなくて難しいやつというイメージでしたが、いまこうして自らピアノを弾いて音を出してみると、雰囲気が変わってよいなと思います。
 気になるのは指使い。黒鍵は高いし奥にあるしで、意識する前に指を伸ばして押さえて手首も大きく動かすようになっていたのですが、これで構わないのでしょうか。ファ♯を押さえる右4指、両隣の3、5の指が安定して鳴らせない。動画では同じくファ♯を4の指で弾く次の曲の「そり」で、3の指が黒鍵に接触してもたついています。そして最後にさらっと和音が追加されました。

調号(ファのシャープ)「そり」

 いまの時季にぴったりの曲、調号が初登場。たった8小節ながらト長調の音階がすべて出てきます。半音ずれる(上がる)のはファ。調というくくりが音階における音程の規則に立脚していることに気づいたとき、音楽って面白れーとなりました。(主音や移動ドという用語も知らないうちに)ここから弾くと全部ドレミファソラシドに聞こえる!これもやはり手元に鍵盤がないと実感しようがない。嫌いじゃなかった義務教育も音楽の授業だけは苦痛で仕方なかったわたしが、こんなふうに思える日が来るとはうれしい。

タイ「ちょうちょ」

 音楽記号のタイが登場。最後の和音ですね、小節をまたいだ4拍を押さえ続けます。これもト長調なのでファ♯が出てきますが、こんどは3の指なこともあって比較的押さえやすい。ところで、これまでの両手が一方ずつ主旋律を弾くのと異なり、和音の場合は両手のボリュームのバランスに注意する必要があるでしょう。行うは難しという気しかしないので、しばらくはちょっと気にかけるていどにしておくつもりです。

高い音(中央のドよりオクターブ上)「ふしぎ」

 中央のドから左右にそれぞれ1オクターブずつジャンプ。小びとと大男が呼掛け合っているというユーモラスな曲。途中で手を移動させる必要はないので、弾く分には超かんたん。でも1人2役で歌うのはキツいよ!

今後

 臨時記号と調号が加わって、指使いが難しくなってきたと感じます。同時に音楽的な面白さも増えてきて、また先に進むのが楽しみです。

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