ピアノ練習022
トンプソン第1巻、21曲目。
新しい手の位置(イ長調)「春の口笛」
4分の3拍子、イ長調が初登場。ドファソにシャープが付きますが、この曲にはドのみ出てきます。「妖精のハープ」に続く2つ目の演奏会用の曲とだとか。ようは長いということ?
あまり技術面での新しさはないですね。左手はほとんど三和音のアルペジオしているだけ。ラドミのメジャーコードに対して真ん中が上がったラレミは何だと調べたら、Suspended 4th、略してsus4(サスフォー)なるコードらしい。完全4度から3度への解決をセットとして用いられることが基本の、宙ぶらりんコードとのことで、たしかに単体ではもったいぶった感じ、続く解決によってすっきりする感じがあります。名前を知って、これまでの曲にも出てきていたような気がしてきました。(追記:譜読みを間違っており、正しくは動画のラレミではなくソレミでした。これは属七の和音。)調べたついでに「妖精のハープ」に出てきたやつは減三和音だったとわかりました。省略、転回、分散と、和音は隠れるのがうまい。
後奏が付くのがうれしいポイント。上から右手を大きく交差するよう指示があるE2は最低音を大幅更新。広い音域にピアノ弾いている感があります。このパートの影響で若干左寄りに座っているため、主旋律の右手に体重を乗せて強く弾くのが難しい。演奏プランとしては23小節目でもっとクレッシェンドを効かせて25小節目は堂々と弾くつもりでした。
今後
弾いていて楽しい、佳曲だと感じるものが増えてきていいですね。練習の一番のモチベーションになっているように思います。
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