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ピアノ練習015

 トンプソン第1巻10曲目。

手の位置の組みあわせ「こまどり」

 4分の3拍子、ハ長調。これまでで群を抜いて難しかったです。テーマの手の位置の組みあわせというのは、たんにこれまでのポジションを組みあわせたというだけで、両手が重なって弾きにくいていどのものです。苦戦の1番のポイントはリズムで、弱起の右手に休符が挟まり、かつそれとずれた左手を同時に動かす必要があります。つくづくわたしはリズム音痴だと思わされます。多くのひとにとってはなんてことないのでしょうか。ぜひ右手で(ウン)タッタン・タッタン・タッターン、左手でターターターターと同時にももを叩いてみてほしいです。最初はbpm60ぐらいで発狂しながら練習していました。
 この曲の前のページには「フレーズの弾き方」という技術題目があります。フレージングは既出ですが、まあ何をどこまで詳しく教えるかには適切な頃合いがありますからね。フレージングとは話すときの”息づかい”にあたるもので、短い息つぎと長い息つぎがあるとのこと。そう、この息つぎの長さをどうするかでこれまでよく悩まされてきました。こうしたとき、先生がいると助かるのでしょうね。とはいえネットもありますし、ひとりで考えて研究するのにも良さがあるでしょう。
 ここでは2つの音符でできているフレーズについて、ドロップアンドロールを使うとうまく感じが表せるだろうとのこと。「こまどり」でも、多少演奏に余裕ができてきてからは、右手はこれを意識して練習しました。2つ目の音符がロールというよりバウンドするようで、なかなか難しい。動画に上げたものをいまチェックしても、これでよいのか正直わからない。あんまり大きく動かすと、置いて弾いている音とのボリュームのバランスが取れないしなあ。bpmは80から180と指定にかなり幅がありますが、速い方が曲に合っていると感じます。こまどりが跳び跳ねて毛虫を追いかけているイメージですね。180で弾けるようがんばりました。
 また、右手のポジション移動の間が短くて余裕がないこともあり、珍しく完全に暗譜。演奏中は鍵盤だけを見ています。この面でも大変でした。

今後

 自分にとってはめちゃくちゃ苦戦した今回ですが、そのぶん良い練習ができたなあというか、上達したなあと達成感が大きいです。またしばらく先に進んでからいまの演奏を振り返ったとき、まだまだだったなあと思えると良いですね。

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