オンライン取材&会議で、相手にリラックスして話してもらうために意識している6つのこと。
外出自粛、リモートワーク推奨ということで、ライター・編集者のお仕事も、対面からオンライン取材に切り替わりつつあります。
私は毎月、約15本の取材をしています。3月からは企業や著名人取材も、できる限りビデオチャットで行っています。各取引先との会議も、すべてオンラインになりました。
対面と同じようにはいかないけれど、できるだけ相手にリラックスしてお話してもらいたいと考えています。
前提として、オンライン取材&会議で重要なポイントは下記の通りです。
・相手にあったツールを提案する
・威圧感を与えない
・話をきちんと聞いている姿勢を伝える
・相手の喋りに被せない
そんな観点から、個人的に意識していることをまとめてみます。
1.ツールは、相手にとって使いやすいものを選ぶ
お相手が詳しい方なら「Zoom」や「Google Hangouts Meet」でOKですが、各種ツールを使い慣れていない方もいらっしゃいます。
「Zoom」はアカウント取得が必要なので、普段ビデオチャットをしない方にとっては、事前の準備がやや面倒。そんな場合は、URLを共有するだけ・登録不要の「Whereby(旧:appear.in)」を提案するのがおすすめです。
また、カジュアルで短時間の取材であれば、「LINE」のビデオ通話機能を使ってもいいでしょう。どれを選ぶにしても、まずは自分より、相手が使いやすいものを。
2.リアクションは過剰に大きく(ワイプ芸のイメージ)
対面なら、相槌や視線で「私は今、あなたのお話を興味深く聞いています」の念を伝えることができます。しかし、ビデオチャットだと目線も下がり気味で、無表情になってしまいがちです。
できる限り口角を上げて喋ることを心がけ、リアクションは普段の1.5倍にするくらいがちょうどいいです。イメージとしては、矢口真里さんや関根勤さんのワイプ芸が理想。相手の話を遮らずに「今のおもしろいですね!!」「ええーっ!?」を伝えられます。
普段の取材から、リアクションはかなり意識しています。「この話、面白いし原稿にたぶん使いますよ」感が相手に伝わったほうが、気分がノッてくるんですよね。
最初は普段通り、相手が喋っている間に相槌を入れていました。しかし相手の通信環境が悪かったり、タイムラグがあった場合に「えっ? 何?」と、いちいち会話が止まってしまいがちに。時間がかかるので、できるだけ表情で伝えるようにしました。
3.目線を上げるために、PCスタンドを使うとベター
ノートPCだと、カメラを見下ろすようになってしまって、画に威圧感があるんですよね。
PCスタンドを使えば、目線と同じ高さにカメラがきて、より対面に近いかたちで表情を伝えることができます。私は手軽なMOFTを愛用しています。
4.自宅での取材ならマスクは外して
口元が見えないと、お互いの喋るタイミングがわからず、被せがちに。都度「あっ、どうぞどうぞ」「いや、どうぞお先に」の譲り合いになり、時間のロスがうまれます。
表情も伝わりにくくなるし、「自宅での取材なら」マスクを外して臨んだほうがベターです。
5.ヘッドセットやマイク付きイヤホンを使う
AirPodsなど、簡易的なもので問題ありません。相手に雑音が聞こえにくくなりますし、音声もよりクリアになります。結構重要。
6.自分が喋らないパートはマイクをミュートに
普段の会議でも、意識してない方が多い気がします。明らかに相手のパートのときは、雑音を拾わないようミュートにしておくのが無難です。
対面と同じようにはいかないけれど、改善はできる
取材稼働、なかなかとりにくくなっています。オファーするにも、心理的抵抗が。それでもコンテンツをどうにか作らなきゃと、一部を除いて、できる限りオンライン取材に切り替え中です。
Engadget日本版の連載で紹介した、自動メイクアップツールも超便利です。今日も寝起きで会議したけど、たぶんバレてないはず……。
この状況はしばらく続きそう。できることから、トライしていくしかないですね。
現場からは、以上です。
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