山倉大神(やまくらだいじん)という大六天総本宮との不思議なご縁。
山倉大神(やまくらだいじん)が気になったのがいつのことだったか忘れてしまった。
大六天魔王の総本宮。
東京で悪縁切りで有名な板橋の縁切り榎の祭神が大六天魔王。
イエズス会に対して織田信長が我は第六天魔王と名乗った。
力がある仏さんらしい。
ということは参拝後にこの文章を書こうとして知った。
第六天とも、大六天とも呼ばれている。
明治時代の神仏分離後に祭神名をオモダルミノカミや、アヤカシコネと名称変更した神社も多いんだそう。
検索していて驚いたのは
ずっと見えない世界では氷川神社からいらっしゃっている神様がいるんだろうなとと思っていた氏神神社の祭神がオモダルミノカミだった。
もしかして大六天の神社からの勧請だったのかしら。
なんだか感慨深い。
氏神神社以外で大六天系統の神社との出会いは
茨城県の一言主神社に路線バスを降りて1時間ほど歩いて参拝していたときに
広大な菅生沼を満喫できる徒歩ルート上に大六天神社があった。
素通りするのは申し訳ないなぁと一言主神社参拝にお参りするようになった。
大六天神社から茨城県自然博物館の外壁の柵にそって歩いていくと
菅生沼の遊歩道に出られてこんな風景が満喫できるので秘かにおすすめ。
そんな大六天の総本宮の山倉大神の存在を知った時にすかさず場所を確認した。
千葉県香取市山倉2347-1
そこはGoogleMAPで確認すると最寄り駅がまったくなかった。(>_<)
車でしか行けない場所だった。
大六天を祀った神社が関東にはいくつもあるので
江戸時代には総本宮の山倉大神に参拝される人は大勢いたんじゃないだろうか。
東京からは下道でバイクで2時間。
坂を上ったところに山倉大神はあった。
その曲がりくねった坂の雰囲気はかつては参道として機能していて
旅館などもあったんじゃなかろうかと彷彿とさせる家並だった。
参拝に向かった日はバイクで6時間千葉県内を走り回った。
そのあいだずっと曇り空。
ところが山倉大神にバイクを停めたタイミングで
太陽の光が差し込んできた。
すごいタイミングで照明を当てられた気分。
やっぱり力がある神さまがいるんだと胸が高鳴った。
拝殿の大きな扁額は「大六天神宮」となっていた。
青空は到着から10分続いた。
誰もいない境内。
山の中って感じではないんだけど
静かで穏やかな空気。
自分ではたまたま惹かれて参拝したと思っていたんだけど
2日に1回は参拝している氏神神社の見えない世界の存在が大六天だとしたら
今回、大六天総本宮の山倉大神に参拝したのって
実は偶然ではないのかもしれないよね。
この文章を書きながら不思議な感慨に浸っています。