天国に手紙を送る方法
夏休みを満喫していた小学2年生の息子。
思わぬところで、はやり病にかかり、私、夫と順に感染してゆきました。
ある程度回復してきてからも、感染の可能性がある期間は皆、自宅療養を続けるしかなく。
そして暇を持て余した息子は、学校から一枚配られた官製ハガキを使って、小学校入学前に通っていた療育先に暑中お見舞いを出す、と楽しそうに言い出しました。
以前から、息子には、もしかしたら書字障害があるかもしれないな、と思っています。
基本的に学校ではいやいや書いていますが、丁寧に書こう、見本を見て書こう、書き順を守ろう、という気持ちは今のところは見当たりません。
(連絡帳の文字を解読するのはなかなか大変な時があります。そして漢字テストでは、これまたなかなか見ない点数がつけられています。)
ですが、自分の意志で書くのは好き。
そして私と同じ、文房具好き。
そしてなぜか、書道コンクールでは2回出品して2回とも小さな賞をもらっています。
(私は彼の筆で書く文字が、嫉妬を覚えるくらい好きです)
というわけで、カラフルなペンや筆ペンなど楽しみながら書くための選りすぐりの文房具が、引き出しにはいつでも待機中。
一枚書いた彼は気をよくして、
「放デイ先とかにも暑中お見舞い書きたいからハガキをちょうだい」
と言います。
全部で何枚必要か教えてくれる?と聞いたら、
「天国のおじいちゃんにも出したい。天国に手紙を送る方法を調べて!」と。
それは、検索してもないのでは。。と思いつつ、調べました。
今までも彼の要望や疑問、質問に関して、大人の固定概念で無理、と思うことでも、実際やってみると、無理、をふわっと軽く超える事象が多々あったので、まずはいったん受け取って、調べる、と決めています。
検索したら、でてきました。
一瞬、息をするのを忘れてしまいそうになりました。
急に、父がいるところと、つながったようでした。
こんな風に、息子は私のもっている常識を軽く超えてきます。
よく考えたあと、おじいちゃんに、自分の大好きなかき氷の絵と、浮き輪の絵を書いていました。
そして、僕のイニシャルを教えて、と言われたので、見本を書いたら、
丁寧に、丁寧に、見本を見ながら書いていました。
こんな宝物のような時間が突然訪れる、夏休み。
あと残り半分、頑張れそうです。
漂流郵便局は、亡くなった方宛てだけでなく、いつかの誰か宛てにもかけるそうです。
ふと思い立ったとき、いつか誰かに書きたいな、と思います。
久しぶりにnoteを書きました。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
今日が心地よい日でありますように。