初めてのフィルムカメラはバルナックライカ
ついにフィルムカメラに手を出してしまいました。旅行に写ルンですを持って行ったのですが、すごく雰囲気の良い写真が撮れていました。もっとちゃんとしたカメラだったらどうなんだろう。
デジタルのLeica M10に慣れて来たので、フィルムのM6が気になっていましたが、さすがに高い。逆に操作が簡単なコンパクトフィルムカメラもいいかなとも思いましたが、こちらも最近のフィルムカメラ人気の影響か価格が高騰しています。
そこで見つけたバルナックライカ。その中でも新し目のLeica IIIfを購入しました。バルナックライカなら、探せば5万円くらいで見つかりそうです。レンズもロシアのオールドレンズであれば、数千円で手に入ります。僕は、ちょっと高かったのですが、定番のElmar 5cm f3.5を買いました。
外観はかなり状態が良いです。1952年か1953年製なので、およそ67年前のカメラです。Leicaロゴの入ったキャップは純正ではないかも。
Elmarは沈胴式で、使わないときはコンパクトに収納しておけます。
使う時には手で引っ張り出します。それでもコンパクト。
オールドレンズなのでフレアやゴーストが気になりそうだということで、純正のフードを付けました。1枚目のレンズキャップの付いた写真は、フードの上にレンズキャップを付けています。
M型ライカよりもコンパクトです。IIIfはセルフタイマーが付いたモデルもありますが、こちらはセルフタイマー無し。バルナックライカは裏側にファインダーが2つあります。フォーカスを合わせるファインダーと、フレーミングするファインダー。フォーカスは大まかにしか合わせないので、それほど手間ではありません。
フィルムはノブではなくてダイヤルで巻き上げます。露出計を内蔵していないので、単体露出計が必要です。ネガフィルムはデジタルよりも情報が多く残るので、適当な露出でもある程度ちゃんと撮れます。
最近のデジタルのライカだとPモデルにしか入っていない刻印が入っています。レンズの隣にあるダイヤルは低速の時のシャッター速度を合わせるもの。高速と低速でふたつのシャッター速度ダイヤルを使い分けます。シャッター速度を頻繁に変える状況は少ないので、それほど面倒ではないです。
クラッセやコンタックスなどのコンパクトフィルムカメラが人気ですが、故障した時の修理が絶望的という弱点があります。バルナックライカは電子部品を一切使っていないので、より寿命が長くなります。電池がなくても写真が撮れるって、不思議な感じですね。
最後にLeica IIIfとElmar 5cm f3.5の組み合わせで撮影した写真を2枚だけ貼っておきます。他の写真はまた後日。
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書いた人:宮崎ひび
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