生きるとは何なのだろうなどと言ってみる
別に深い意味なんかないんだけどね。
深い闇に落ちているもので。
心療内科に通い始めて体調が転げ落ちるように更に悪くなってしまった。
前回の投稿で触れたが、トピナとランドセンという薬を処方してもらった。
どちらもてんかんの薬らしいのだが、トピナは過食を抑える効果があるそうで今回の処方に至ったのだ。
トピナは1日2回、朝晩の服用。
ランドセンは1日1回、寝る前の服用。
月曜日の夕方に受け取れたので夜から飲み始めた。
それがまあ驚くことに、翌日驚く程に食欲がないのだ。
食欲を感じない。
食べることを忘れるくらいに。
思えば幼少期から食べることに支配されてきた人生だったので、食欲がないなんて過去に1度、思い出したくない1度だけなのである。
え、薬って効くんだ……
これが最初の感想だった。
今まで色んな薬を飲んできた。
抗うつ薬や抗不安薬や…覚えていないような薬も。
でも効果を感じた薬はなかった。
眠かったり、ぼーっとするだけで、過食は何をしても変わらなかったのに。
もしかしたら、過食が治るかもしれない。
しかも案外簡単に。
今まで苦しんでいたのが嘘みたいに。
そんな風に感じた、服薬開始の翌日だった。
忙しかったのもあったかもしれないし、食欲を感じないことで少しハイになっていたのかもしれない。
私にとって過食というのは心を守るバリアのようなものだった
エネルギーそのものだった
普通に食べようと思えば食べられる。
食べられない訳では無い。
だけど、悲しくてたまらないのである。
薬を飲み始めてから、そんな変化があった。
生きるとは何なのだろう。
私はきっと、過食という心のバリアを作ってしか生きてこられなかったのだろう。
こんな大人になっても、そのバリアを外すことが怖い臆病者なのである。
だが、もう過食は終わりにするしかないのだ。
自分の人生をちゃんと見つめるために。