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家のコストを抑えたければ事前に課金した方が良い
こんにちは、ひびほーむです
最近は年々住宅価格が高騰しているため、よほどの富裕層の方でない限りはコストへの意識をより高く持つ必要が出てきました
というかそもそも、家を建てる/買うということ自体非常にコストのかかることですから
コストをできるだけ抑えたいと思うのは当然のことだと思います
長期的な視点でコスト最小を考える
家関係の出費を最小にするためのポイントは
家を建てた後も含めた長期的な視点で見ることです
例えば、建築費用(初期コスト)を最小にする判断では
夏冬の電気代が高くついてしまい、エアコンと別でヒーターを購入してしまったり
家が早い段階で劣化してしまうことで
長期的にはコスト最小な手段ではないと言えるでしょう
後悔の埋め合わせにコストを支払うことになる
長期的コストでカギを握るのは、入居後にかかるコストです
入居後の出費は住宅ローンで借りることもできませんから
下手したら家を買う瞬間よりも家計に大きく負担をかけることになると思います
重要なことは、入居後に出費を伴う部分の多くが家づくりの後悔ポイントと関連していることです
例をいくつか挙げてみましょう
①
断熱性能の不足や窓のつけすぎ、日射取得の考慮不足などによって
冬に寒い部屋があるとしたら、それを埋め合わせるために別の暖房機器や上着の購入費用や電気代が出費となります
②
良いと思って採用した壁紙のデザインがイメージと違ったり、すぐに飽きてしまった場合は、張り替えや別材料の上塗りコストがかかります
③
適当に選んだ照明器具を後からもっとおしゃれなものにしたいと思ったら
その照明器具購入費用が掛かりますし、最初に採用した照明器具の費用は無駄な出費だったことになります
④
収納計画が不十分で物が収納しきれなかった場合、追加でチェストなどを購入する費用が発生するでしょう
⑤
窓の配置を間違えたり、適当に透明にしてしまった結果、視線を遮るためにカーテン等を追加設置するコストがかかります
その他、もっと省エネな設備があるのに気づかなかった、割引制度があるのに気づかなかった、などもあるでしょう
後悔を減らすために事前にコストを払うべし
ここまでを踏まえると
家づくり後の想定外をできるだけ減らすことが重要だと
直感的にも理解できるのではないかと思います
では、そんな後悔を最小にするにはどうしたら良いのでしょうか?
個人的な答えは
コストを払って情報を取りに行くことです
例えば、こんな活動があると思います
・有料の書籍を購入する、有料メルマガ会員になる
・お金を払って専門家やホームインスペクターに質問する、教えてもらう
・候補の照明を超短期でレンタルしてみる
・断熱材を実際に購入する、環境を測定するなどして温熱環境の実験をする
・塗り壁の体験教室に参加する
これらは確かに有料ですが
そのコストの大きさは家を作ること自体やその維持費と比べたらかなり小さいです
小さい出費で将来の大きな支出を抑えられるとしたら、事前に投資する価値があると思いませんか?
時間という制約を忘れずに
このような話をすると
「無料でもインスタとかに有益な情報はあるよ!」
「ほとんどの情報は無料でも手に入る時代になってきてるよ!」
そういうご意見を持たれる方もいらっしゃるかもしれません
私もYouTubeやブログ等でたくさん情報収集しており、インターネットの存在にはものすごく助けられているのは確かです
ただ気を付けてほしいのは
家づくりのメーカー選定や仕様検討に使える時間は思ったより短いということです
無料のコンテンツは以下の理由から
効率的に質の高い情報を集めるには少し不向きです
・情報が小出しでバラバラになりやすく、体系的に理解しにくい
・質がバラバラな情報が同一空間に共存し、質の高い情報を見出すのに労力がかかる
・情報に発信者の思惑が絡んでおり、一般的にベストではないモノ・サービスが推奨される場合がある
・あいまいな情報を含みやすい
※あくまで傾向の話です
そのため無料のコンテンツだけですべてを理解し完璧な家づくりをするには
相当な時間が必要になると思います
ちなみに我が家で家づくりをして夫婦で実感した感想は
「時間と体力が足りない!」
でした
多分どの施主さんも同じことを思っているんじゃないかと想像します
そんな中、有料のコンテンツは
その価格と見合う程度には整理された確度の高い情報が得やすいです
例えば、間取りや住設のサイズを考えるときに
SNSの意見を参考に自分で考えるだけ(=無料)なのと
下記の本も読んで判断する(=有料)のだったら
どちらが自信をもって決断できるでしょうか?
自信の大きさは決断の早さにもつながりますから
このように多少お金をかけていくことで
仕様検討期間中にたくさんのことを的確に決められるようになっていくと思います
また、断熱DIYのように、お金をかけて実験してみることも有効です
SNSを見るだけではわからない貴重な知見が得られますし
実体験が伴っているため
他人の意見よりも自分にとってはより確かな情報となるでしょう
調べても出てこないことや、あいまいで判断がつかないことは
世の中たくさんあります
そういう時は、自分で検証しちゃう方が手っ取り早かったりするんですよね
さいごに
実際には、その情報が無料か有料かなんてことはどうでもよく
良い情報が効率的に得られる手段がありそうだったら
迷わず手に入れた方が結局お得だよ
そういうことが伝えたかったのです
最近は自分も含め
無料のものにありがたみを感じすぎた結果
有料というだけで心理的ハードルが上がってしまう
そんな社会になりつつある気がします
無料って恐いですね
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