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#8 《続編》一緒に「家づくり」をしたい作り手に巡り会う方法【4】


昨日は、二十四節気の「大暑」。
まさにその字の通りの猛暑でしたね。
皆さん、体調は崩されていませんか?
こんな時こそ
上手に涼を取り入れていきたいですね。

戸建の方は打ち水も良いですね。
我が家はマンションなので、
毎年、風鈴を設えて
耳から涼を感じています。

是非、五感で心身を
涼しくして健やかにお過ごし下さいね。

さて、今回も
以前の投稿(#4)


《一緒に「家づくり」をしたい
    【作り手】に巡り会う方法》

【1】ホームページから読み取る
【2】ブログ、SNSから読み取る
【3】職人さんとの関係
【4】アフターメンテ、旧客さんへの対応
【5】同業者や地域との関係


その続き、
【4】アフターメンテ、旧客さんへの対応
に、ついてお話ししていけたらと思います。

正直、こういった内容に余り興味を持ったり
重要視する必要を感じない方も多いのかも
しれませんね。
勿論、毎回の内容がそうですが、
私の綴らせて頂いている内容は
あくまで個人的な意見でもありますので、
皆さんの各々の価値観で参考にされて下さいね。

では、なぜ「アフターメンテナンス」に
重要視を置くのか。
何度もお伝えさせて頂いているように
「家づくり」は完成して<終わり>ではありません。
完成してからがある意味<スタート>です。

それは、住んでから
「ここってちょっと動きが悪くない?!」
「床がミシミシ音がする」
「外れると思っている所が外れない・・・」
などなど、何かしら不具合などが
出てくるものです。
恐らく、完璧に何もない状態で
引き渡すのが当たり前!と
思われているかと思います。
勿論、その時点では
完璧な状態ではありますが、
時間経過と共に変化したり、
説明不足や使い方の認知が
なされていない、というような、
小さな事でも日常で頻繁に
行うような事だと困ってしまいますよね。

こういった事を如何に
気軽にお願い出来て、
迅速に対応してもらえるか、
これがとっても安心なのです。

だって、お家の事って
こんなにも毎日毎日自分たちが
身を納めて、見て触っての
繰り返しの事なのに
とっても専門的な事が
多かったりするんですよね。
こういった日々のメンテナンスが
とても得意な方も
いらっしゃるとは思いますが、
そうで無い方が大半ですので、
こういった部分も意識を向けられると
住んでからの安心感が全然違ってきます。

正直、メンテナンスは【作り手】にとっては
商売になる事でも無いですし、
他で多くの現場や商談が動いている中では
どうしたって優先順位としても
高い位置にはきません。
ですから、かなり時間が経ってからしか
対応できていない、という会社が
とても多いと思います。

なので、迅速に対応してくれる会社は
キチンと「メンテナンス部門」や
その専任のスタッフを設けています。
その辺りもチェックされると良いかと思います。

また、引き渡してからの状態を
重視している事を知る手段の
もう一つとして挙げられるのが
OBOG、要は旧客さんに対して
どういった接触をされているのか。
ここを重視されている【作り手】は
「OBOG 訪問」「OBOG交流会」などを
キチンと設けています。

こういった事を開催することで
マメにコミュニケーションが取れるので
わざわざ連絡してまででは無いけど
ちょっと家の不具合が気になる、
そういった事も【住まい手】さんは
気軽に言える場としてとても有効です。
ですが、言い方を変えれば
こういった機会があると
小さな部分でも色々と
お願いされてしまう意味では
【作り手】としては
余り嬉しい事ではありませんので、
キチンと設けているというのは
そこに対しての会社の姿勢が
現れていますよね。

また、もう一つ大きな意味があります。
時間の経過と共に、
どういった不具合が起きるのか。
自然素材の場合は、
どのような色に変化して
どの程度キズや凹みができるのか。
そういった、住んでからの変化を知る
大きな機会になるのです。

それを知っているという事は
「家づくり」でとても重要な
いかに多種多様な経験を積んでいるか、
こういった事からしか
分からない知識として
とても重要なのです。

ですから、以前にもこの業界は
「建築士などの資格」を
持っているから凄い!
では、決してありませんよ、
っとお伝えしました。
これは紙面などで得た知識では
身に付かないのです。
建築は本当に「現場」に
全てがあると言っても
過言では無いという位、
現場がとってもとっても重要なのです。

そこが、昨今では益々
衰退してしまっている
悩ましい部分でもあり、
この業界の若手が育っていかない
1つの原因にもなっているように思います。

デスクワークだけでは
絶対に分からない、できない事が
ある意味、この業界の大半なのですね。
それを意識するだけでも
【作り手】ももっともっと
【住まい手】さんに寄り添った
本来在るべき「家づくり」ができるのだと
思っています。
会社の利益や効率が優先ではない、
こういった部分に意識を向けてみる事が
強い信頼感や次の仕事に繋がる紹介などに
出会えるのではないでしょうか。

ちょっと今回は【住まい手】さんよりも
【作り手】に対しての意識すべき
内容になってしまいましたが、
是非とも、今だからこそ、
【作り手】として
「何」を重視すべきなのか。
しっかりと向き合って頂けたら
「3方良し」の本来在るべき
「家づくり」の姿に少しずつでも
近付いていけるのではないでしょうか。


今回もちょっと長くなってしまいましたが、
是非とも、一人でも多くの方々の
お役に立てる事を願って・・・
次回もよろしくお願いします。



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