久保選手を真ん中に置けば解決すると思っていましたが・・・
以下、敬称略。
バリャドリード戦。
完全に自分の見通しが甘かったと言わざるを得ない。
前回、レアルマドリード戦後に、久保を真ん中に置けば解決するであろうという記事を書いた。
その時に書いた内容を要約すると、
①久保を真ん中に置けばビルドアップで助けになる
②ポストやバー直撃のシュートを運だと思っているなら今後も勝てない
③4-3-3の固執とオヤルサバル・メンデスの起用方法が難しい
④新戦力はある程度連携できる
で、結論として久保を真ん中に置けば解決すると書いた。
しかし、満を持して久保が真ん中に置かれてみると、
①に関しては久保があまり下りてこなかった(監督の指示?)ということと、久保に縦パスを付けることがあまりできていなかったという問題があった。縦パスを入れられないなら久保を真ん中に置く効果は半減する。
今までに比べるとビルドアップはそれなりに良かったといえるかもしれないが、相手はバリャドリードだったことを加味する必要がある。つまり、物足りない、不十分。
②のシュートは一番の問題と言える(しかし、ここまでひどいとは・・・)。
これに関しては久保を真ん中に置いて解決するものでもないが、個人的には久保を真ん中に置くことでシュートチャンスが増えるためになんとかなると考えていたのだがそうでもなかった。
なんだかんだで久保はチャンスを作っていたと思うが・・・。
そして、久保にラストパスを送れる選手がいないので久保自身がシュートを打つ機会が少ないのも問題。
③のフォーメーションに関しては今日は変化させたが、オヤルサバルとメンデス(今はケガで離脱中だが・・・)の起用方法がちょっとわからない。ただ、メンデスは連携面に問題があると個人的に思っているので新戦力の方が良いかもしれないと考えていたのだが、バリャドリード戦で連携らしい連携ができていなかったのでそれならメンデスの方が良い。
④の新戦力に関しては久保を真ん中にしたとたん連携ができなくなっていた。特に、リターンが返ってこないというのが痛い。久保にシンプルに預ければ久保はリターンをするし、最適なプレーを選択する。新戦力のメッキがはがれたか、それとも、まだいろいろと戸惑いがあるのだろうか。
とにかくほとんどの選手がボールを受けてから次のプレーを考えていて、プレーに余裕がなく、球離れも悪く、パスもずれていた。久保にボールが入ったときの動き出しも少ない。まあ、これらに関してはいつものことだが・・・。
とりあえずは、バリャドリード戦で試したフォーメーションで久保はそのままでメンデスをどこかベストの位置に配置すること。
もしくは久保を2トップの一角にして、久保がソシエダ1年目でやっていたことと同じ役割をさせること。これはシルバの代わりがいないので正直キツイがそこにオヤルサバルを試すのはありかもしれない。そうすればオヤルサバルのオフサイドは減らせる。
これでダメなら万策尽きると思う。
とにかく、久保がソシエダで一番うまい選手なのだから、まずは久保に預けるというのを徹底するべき。久保ならそこからいろいろと展開できるし、展開してくれる。
総じて、久保を真ん中に置いたことによる利点を半分くらいしか活かせていなかったように思う。
ただ正直なところ、アルグアシル監督は久保を真ん中に置くことはないと思っていただけに、その点に関してはポジティブサプライズと言える(久保の途中交代は謎だが・・・)。
とりあえずは久保とスビメンディを中心にバリャドリード戦でやっていたことと同じことを続けるしかないだろう(アルグアシル監督は続けることができるだろうか・・・)。
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