友達やめた、と春の河
のぞみん、こんにちは~。
こちら、浅野川沿いを歩いたり卯辰山に登ったりして桜を楽しみました。
でもこんなうららかな春も一面。
春の嵐というように、天気も心もそわそわとゆらゆらとしているのもまた春だよね。
なんだか、自分の力が及ばないことに持ってかれそうな気になる春もたくさんあるよね。
クラス替え、部署異動、進級、とかとか。
運、とか縁とかいうやつが一年を大きく決めるような気がして。
まさに、祈る春を学生の頃たくさん繰り返したような。
おとなになったら自分の意思で進めるのだろうか。
わたしは進めるのだろうか。
進めているのだろうか。
夕焼け、たとえば君
よんでみるね。
さて、最近金沢のシネモンドでみた
友達、やめた。という映画。
ろう者の映画監督あやちゃんとアスペルガーといわれた友達まあちゃんの友達付き合いをあやちゃん自ら記録した映画。
わたしが感じたのは障害関係なくこういう友達間での齟齬やうまくいかなさはあるよね、ってこと。
友達だからこそ、はっきり自分の意見を言えなかったり言わなかったり。
印象的だったのは、
それでもベースに2人が関係をよくしたいと試行錯誤する様子。
2人の中に無意識に縁を切るという選択肢がないように見えて。
あやちゃんの友達やめた、= がまんするのやめてはっきり意見をいう
なんだよね。
なんだかかわいい映画だったよ。
最近読んだ室生犀星の詩にこんな一節があった。
結局、友達といるのに自分を突きつけられるみたいな、
よくわかる気がした。
わたしが基になってあなたと出会う。
そんな関係をわたしも持てたら。