美しい夕陽を見られること
私が1日の中で一番幸せを感じている時間帯は、もしかしたら、夕方かもしれない。そう思うほどに、私は夕焼け空が好きです。
幼い頃、習い事に行く前に見た空。
学生の頃、帰り道に一人で見上げた空。
社会人になり、仕事終わりに同期たちと見た空。
1日の終わりに見る空の色は、青空よりも、星空よりも、美しく思えるのです。もちろん、夕方になったからといって、いつでも夕陽が見られるわけではありません。天気がいい日で、しかも、夕方に少し、時間があること。自然のタイミングと私のタイミングが合った時でなければ見られないから、より好きなのかもしれません。
それに、夕焼けの後も、まだその"日"は続きます。けれど、もう残りわずかになったことも感じるので、刻々と変わる空の色に、焦りや切なさ、愛おしさも覚えるのです。
今日がいい日だったと思う日も、もう疲れたなと思う日も、どんな心にも寄り添ってくれる夕陽は、その"日"を美しく、幸せなものにしてくれる気がするのです。
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この作品は、アドベントエッセイです。クリスマスまでの24日間をワクワク過ごしてほしい、という思いから、「24年の人生で見つけた、24の幸せ」をテーマに毎日1本ずつエッセイを書いています。
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