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辰巳芳子著「慎みを食卓に〜その一例」

こんにちは。ひばり調理室のこんどうです。上田市真田町の山里で、惣菜やお弁当を作って届ける小商いをしています。

子どもの頃から料理本を見るのが好きです。どんどん集めて眺めては人にあげたり貸したりし、またどんどん集めるという無尽蔵タイプです。(無尽蔵の使い方あってますか)


専門書もエッセイも、新聞のレシピコーナーも、料理に関する読みものはなんでも好きです。

今日ご紹介したいのは10年以上前に買い、何度も読み返したこちら。

辰巳芳子 著『慎みを食卓に~その一例』(NHK出版)


梅しごとはもちろん、干物づくり、おせちまで四季の流れに沿って紹介された一冊。

暮らしの中でどのようにして料理を行うのか。いわんとする日本の精神性みたいなものが、ひしひしと伝わってきます。辰巳芳子さんの凛とした言葉を読んでいると、自然と正座になりそう。

昔ながらの料理を紹介するだけの本と違って、前衛的なところがあるのもこの本の特徴です。イワシが穫れなくなったときの対策に、新しい出汁を提案したり、はたまた「スーパーミール」という、穀物を使った料理を紹介したり。

伝統文化と今を結ぶ"家庭の料理"には、何が求められるのか。「しっかりしなさい」と、ピシャリと叱られたような気分になる一冊です。


惣菜・お弁当配達【ひばり調理室】
長野県上田市真田町傍陽6628-1
090-9359-5111
配達日:木、土日祝ほか相談
配達エリア:上田市、真田町

▼お問い合わせ
hibari.chouri@gmail.com


即効性より、じわじわ効いてくる系の料理本です

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