dance dance dance
久々に踊って1時間じゃ全然足りない!
永遠に踊ってたいくらい気持ち良かった。
と言うとかっこいいが、
今月から始めた初心者向け社交ダンスのこと。
ロンドンにいた時にサルサをちょこっと習いに行ってた。
きっかけは、
夏になると町のあこちらでstreet partyが開かれるのだけれど、
食べながら飲みながら
ラテンの音楽が流れると誰からともなく踊り出す。
いつどこで打ち合わせていたのかと思うほど、
その辺の人と突然手を取り合いペアになり、
息ぴったりに
それは自由に楽しげに踊る姿を見て、
なんてかっこいい!
と思ったこと。
そういえば高校では創作舞踊(ダンス)部だった。
体育館でとなりで汗かく体操部員の友人に、
(同じようにレオタードを一応着てはいるけれど、)
「創舞(創作舞踊部の略)っていつも輪になって座って話し合ってるよね」
と言われるくらい、
今思えば文化的な運動部だった。
何を表現したいかをみんなで話し合ってテーマを決め、
ストーリーを考え、
それに合わせて音、音楽を集め編集し、
やっと身体表現を創作していく。
日本に帰ってきてサルサを続けたくて
六本木の練習会兼踊り会?みたいなのに何回か通ってみたことがあるが、
どうも生理的にダメで何度も断念した。
理由は、気持ち悪い。。
-(お互い様なんだろうが)汗べちゃべちゃな初対面の人に身を委ねられない。
-適度な距離で踊るサルサは好きだけど、
いつもセットで付いてくる
バチャータやメレンゲ(というダンス)で知らんおっさんと体を密着させて足の間に足を入れて踊れない。
-そうやって拒絶反応あらわに踊ってると、
「緊張しなくていい、力抜いて」とささやかれる。
という経験から、
今カルチャースクールで担当させて頂いている自分の講座の前がちょうど社交ダンスで、
お品ある紳士方となら、
と思えたのだ。
私のお相手は70代のハルオさん。
ダンスシューズを履くと私の方が20cm近く背が高い。
が、
(というのは失礼だけれど、)
リードが男らしくてステキ!!!
なのだ。
社交ダンスは半身互いに横にずれているので基本目を合わさない。
なので男性の意図を体で感じて
女性がそれを受けて応えて成り立っている。
男性が手や足を押したり引いたりその向きで
次何をしようとしているのか
次どっちに行こうとしているのか、
を女性は触れている背中や手や腕に感じて
自然な方、気持ちの良い方に応えるのだ。
女性が上手に踊れ(た気になれ)るか
は、
男性のリードのうまさ
と
女性がどれだけそれを素直に感じられたか
だと思う。
頭で
次何が来るんだろう
とか、
どっちに回るんだっけ
とか思ってると
足が引っかかったり踏んだりする。
自我なく、
相手を素直に感じられる、
受け取ったものを素直に反応できる状態。
相手の最善の意図を信じて感じて受けて
それに委ねられ応えられた時、
どちらもがリードしているようで
相手が望む表現ができるようリードを促し合っているような
それを受け感じ合っているような時、
ダンスも
あらゆるものとの関係も
最も自然に美しく流れ出す。
自分の手か相手の手か
自分の言葉か相手の言葉かわからなくなるような
震えているのは自分の心か相手の心のどちらなのか
この涙は誰の涙なのかわからなくなるような
ただ感じたものが溢れ出て
このあらゆる境目、ボーダーがなくなる感覚
が私はどうしようもなく
生きている
を感じる。
それをずっと求めてきたし、
求めているし、
これからも求めていくんだろうと思う。
と、
ギュッと手を握られ、
ハルオさんが笑って褒めてくれた。
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