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♪閃光少女/東京事変


今日現在が確かなら万事快調よ

明日には全く覚えて居なくたっていいの

昨日の予想が感度を奪うわ 先回りしないで

今日現在を最高値で通過して行こうよ

明日まで電池を残す考えなんてないの

昨日の誤解で歪んだ焦点は 新しく合わせて


「思い出」とか「夢」とかって曲の題材にはなりやすいし、普段の会話の中でもよく話には出てくる。「あの頃は辛かった、、、でもあの後は本当に良かった」「一週間後には旅行にいくんだ楽しみ!」「将来は絶対にサッカー選手になる」とか。

でも人間にとって大事なことって、「現在を生きる」こと。

基本的でも、基本的すぎてみんなが気がつかないようなことをこの曲では歌っていると思います。

「明日には全く覚えて居ないくらい、自分が最高の状態で今日を生きよう。楽しい時は楽しい、哀しい時は哀しいで。食べたいものは食べるし、行きたいところには行って、話したいことは話して、見たいものはとことん見て。自分の中の最高の喜怒哀楽と五感で今日を生きよう。」

この曲を出会ったのは、高校生の時にバンドでコピーすることになった時です。当時私はギターで浮雲さんのパートで、音の動き方とか重なり方が素敵で夢中になりました。

でもそれ以上にこの曲の歌詞に夢中になりました。

いつもこの曲を聞いては、今日はしっかり生きれたのだろうか。と帰り道に考えるようになりました。


そして、この曲にまた向き合うようになったきっかけは、小さい頃からよくしてくれてた近所のおばあちゃんが、近頃、空の上にいってしまったことです。

おばあちゃんがどう生きてきたか、というのが式の最中に読み上げられました。たくさん知らなかったことがありました。

私と出会う前にこういう仕事してたんだ!こんなにお茶目な人だったんだと。そして、亡くなる数週間前まで元気だったこと。


その帰り道のタイミングで閃光少女を聞くことがありました。

私は今しか知らない

貴方の今を閃きたい

これが最期だって光っていたい

人間って過去にも未来にも生きられない。今でしか生きられない。今こうやって文章を書いている次に何が起こるかなんて全く知らない。もしかしたら、明日には私はいないかもしれない。だったら、自分の最期だと思うくらいに、全力で生きていようと。決して後悔しないようにやりたいことは全てやり遂げようと。改めて思いました。

人って生きている瞬間が一番美しい

と思わされるような曲。私にとって一番大切な曲です。



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