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【2024/10/31 更新】生成 AI / LLM についての Hi_Noguchi による私見まとめ
はじめに
本記事の趣旨
私自身が過去に生成 AI / LLM についてどのような見解を述べていたかを忘れてしまいそうになるので、備忘録目的のまとめ記事です
少し時間経過してから読み直しても読むに堪えうるなと感じられたものを掲載していきます
なのであんまり個別プロダクトについては言及されません
ひとまず時系列降順で、適宜更新していきます
最終更新日
2024/10/31
自己紹介
野口 啓之 / Hiroyuki Noguchi
株式会社 きみより 代表
LLM も使いつつ 10 年超の CTO / CIO 経験をもとに DX 推進のための顧問などなどやっております
2024 年
2024/09
記事内に書いた通りですが、
> 文体を調教すれば、2024/06 時点の Claude 3.5 Sonnet レベルで、既に人間が書く文章と同レベルのものを出力できるようになっている
のですよねえ
記事内に書いた通りですが、
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) September 9, 2024
> 文体を調教すれば、2024/06 時点の Claude 3.5 Sonnet レベルで、既に人間が書く文章と同レベルのものを出力できるようになっている
のですよねえ https://t.co/Jgnr4AFLS5
2024/08
「今の LLM だと XXX までしかできない」というテーゼに対しては、もはや使い手側を疑うようにしたほうが良いほどになっているのが、現在地点です
「今の LLM だと XXX までしかできない」というテーゼに対しては、もはや使い手側を疑うようにしたほうが良いほどになっているのが、現在地点です
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) August 9, 2024
「AI 翻訳はライトノベル翻訳に合わない」というテーゼって、前提として、
- AI に対して翻訳方針の指示を与えられない
- AI 翻訳 = 一例として Google 翻訳レベルの直訳体
という思い込みに起因するものかな……?
いま時点でいくらでもどうとでもできるけれど、適切にディレクションすることは必須
「AI 翻訳はライトノベル翻訳に合わない」というテーゼって、前提として、
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) August 5, 2024
- AI に対して翻訳方針の指示を与えられない
- AI 翻訳 = 一例として Google 翻訳レベルの直訳体
という思い込みに起因するものかな……?
いま時点でいくらでもどうとでもできるけれど、適切にディレクションすることは必須
2024/07
前にもどこかに書いた気がするけれど、不可逆的に老化していくわけだから、なるべく自身の思考エミュレートは AI によってできるようにしておくべきなんですよね。
一定の完成を見てしばらくした後で、エミュレートによる出力結果を、自分が納得できなかった場合、それは自身の劣化が原因かもしれない
前にもどこかに書いた気がするけれど、不可逆的に老化していくわけだから、なるべく自身の思考エミュレートは AI によってできるようにしておくべきなんですよね。
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) July 30, 2024
一定の完成を見てしばらくした後で、エミュレートによる出力結果を、自分が納得できなかった場合、それは自身の劣化が原因かもしれない
アンラーニングというワードは生成 AI 時代のために生まれた、くらいに思っていて損はない
アンラーニングというワードは生成 AI 時代のために生まれた、くらいに思っていて損はない
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) July 16, 2024
Claude Projects 使うと、簡単に疑似的な「専門家」作れてしまうので、自分の頭だけで考えなくてはならないことがグッと減ってくる。
たとえばランディングページを作るための Claude Projects を作るとしたら、以下を学ばせたりすると質が上がる
- レイアウトパターン
- 色彩理論
- 行動経済学
Claude Projects 使うと、簡単に疑似的な「専門家」作れてしまうので、自分の頭だけで考えなくてはならないことがグッと減ってくる。
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) July 5, 2024
たとえばランディングページを作るための Claude Projects を作るとしたら、以下を学ばせたりすると質が上がる
- レイアウトパターン
- 色彩理論
- 行動経済学
プレゼン用のスライド資料をイチから自分で作ることは、今後もうないだろうなあ……( Claude 3.5 Sonnet を使いつつ)
……人生で最後に手作業で作ったスライド資料、何だったんだろうか。今のうちに記録しておかないと忘れそう。
「最後」というものは、予期せず訪れるものですね
プレゼン用のスライド資料をイチから自分で作ることは、今後もうないだろうなあ……( Claude 3.5 Sonnet を使いつつ)
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) July 2, 2024
……人生で最後に手作業で作ったスライド資料、何だったんだろうか。今のうちに記録しておかないと忘れそう。
「最後」というものは、予期せず訪れるものですね
2024/06
エラー内容が長い時、いきなり Claude に渡すのではなく Gemini にエラー内容の要点抽出やってもらって、それを Claude に渡してあげるとお腹がいっぱいにならずに済む。
というような感じで、使い分けが重要
エラー内容が長い時、いきなり Claude に渡すのではなく Gemini にエラー内容の要点抽出やってもらって、それを Claude に渡してあげるとお腹がいっぱいにならずに済む。
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) June 27, 2024
というような感じで、使い分けが重要
2024/05
自分の手で書いた方が早い! というプログラミング/コーディングであっても、自分は LLM へ指示を出すことに徹底するようにしているのは、従来の感覚から脱却していくため。
真に必要な時に、然るべきモードへの切り替えが自由自在にできるよう、がんばる💪
自分の手で書いた方が早い! というプログラミング/コーディングであっても、自分は LLM へ指示を出すことに徹底するようにしているのは、従来の感覚から脱却していくため。
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) May 22, 2024
真に必要な時に、然るべきモードへの切り替えが自由自在にできるよう、がんばる💪
LLM を IT 開発へどう組み込んでいくかという感覚、究極的には自分自身で自分自身をアップデートしていかないといけないものなので、とりわけ開発会社の中の人が自身で試行錯誤せずに「教えてください〜」は、アウトかなと思っておりますです
LLM を IT 開発へどう組み込んでいくかという感覚、究極的には自分自身で自分自身をアップデートしていかないといけないものなので、とりわけ開発会社の中の人が自身で試行錯誤せずに「教えてください〜」は、アウトかなと思っておりますです
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) May 20, 2024
2023 年
2023/09
GPT-4V が来てマルチモーダル AI の時代に入ったことで、並居るローコードツールが粉砕されそう。スクラッチ開発の方がロックインされづらいと一概に言えるものでもないけれど、コードベースなら LLM に食わせられるよねというのがむしろ強みになるし、UI 画像まで認識できるようになったわけだから
GPT-4V が来てマルチモーダル AI の時代に入ったことで、並居るローコードツールが粉砕されそう。スクラッチ開発の方がロックインされづらいと一概に言えるものでもないけれど、コードベースなら LLM に食わせられるよねというのがむしろ強みになるし、UI 画像まで認識できるようになったわけだから
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) September 27, 2023
2023/02
人類に必要な AI は、確定申告書類を制作してくれるそれである
人類に必要な AI は、確定申告書類を制作してくれるそれである
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) February 14, 2023
2022 年
2022/12
#ChatGPT 見てて思うのは、ますます人類側に知性が求められるということ。
AI が何でも答えてくれて楽〜、という時代が着実に近づいてきている一方で、嘘を嘘と見抜けないと……という面がより一層強くなる。百の真実にイチの嘘を混ぜ込むのが騙しの正道なわけだけれども、常にそれとのたたかいになる
#ChatGPT 見てて思うのは、ますます人類側に知性が求められるということ。
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) December 2, 2022
AI が何でも答えてくれて楽〜、という時代が着実に近づいてきている一方で、嘘を嘘と見抜けないと……という面がより一層強くなる。百の真実にイチの嘘を混ぜ込むのが騙しの正道なわけだけれども、常にそれとのたたかいになる
2050 年くらい、自分が 70 近くになったあたりで、「あの爺さん、AI の回答を疑ったりわざわざ調べ直したりしてる変人なんだぜ〜」とか言われるようになっていそう、という予測くらいは容易にできてしまう
2050 年くらい、自分が 70 近くになったあたりで、「あの爺さん、AI の回答を疑ったりわざわざ調べ直したりしてる変人なんだぜ〜」とか言われるようになっていそう、という予測くらいは容易にできてしまう
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) December 2, 2022
以下は厳密には生成 AI 以前の時代なのですが、テーマ的に関係するので記録。
2019 年
2019/11
哲学者を雇うべき、というか、今、先端で AI 研究やることは即ち哲学探究そのものだと思いますけれどね。科学と哲学というのは、方法論であって細分化された学問ジャンルの呼称とは異なると見なした方が良い
哲学者を雇うべき、というか、今、先端で AI 研究やることは即ち哲学探究そのものだと思いますけれどね。科学と哲学というのは、方法論であって細分化された学問ジャンルの呼称とは異なると見なした方が良い
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) November 28, 2019
その限りにおいて哲学史的素養を身に着けている/哲学的方法論の訓練を受けている人が経営層にいた方が良いよね、というのは、それはそう
その限りにおいて哲学史的素養を身に着けている/哲学的方法論の訓練を受けている人が経営層にいた方が良いよね、というのは、それはそう
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) November 28, 2019
その途はもう通ってみたんだけれど穴だらけだし行き止まりだったよ、っていうの、伝えたところで、今から強い意思で進もうとしている人の心には響かないので、実際に落ちたり先に進めなくなったりするのを見守ってあげるくらいしかできない
その途はもう通ってみたんだけれど穴だらけだし行き止まりだったよ、っていうの、伝えたところで、今から強い意思で進もうとしている人の心には響かないので、実際に落ちたり先に進めなくなったりするのを見守ってあげるくらいしかできない
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) November 30, 2019
諸条件/変数の変化にともなって途が通れるようになっている、という可能性も無きにしもあらずだけれども、明らかにソッチは……っていうのはある
諸条件/変数の変化にともなって途が通れるようになっている、という可能性も無きにしもあらずだけれども、明らかにソッチは……っていうのはある
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) November 30, 2019
そうやって可能性を閉ざさなくても、という反論は確かにあり得るけれど、時間という資源は有限なので、なるべく蓋然性は高いほうが良いわけです。極端な例を挙げるなら、今からカバラー秘術に未来はないよね、みたいなことは言えるので……
そうやって可能性を閉ざさなくても、という反論は確かにあり得るけれど、時間という資源は有限なので、なるべく蓋然性は高いほうが良いわけです。極端な例を挙げるなら、今からカバラー秘術に未来はないよね、みたいなことは言えるので……
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) November 30, 2019
2018 年
2018/11
今後、グラフィッカーの人、かなり AI 依存になっていくだろうから、もうほんと「彩色センス」をロジカルに磨いていく方向になるんだろうな
今後、グラフィッカーの人、かなり AI 依存になっていくだろうから、もうほんと「彩色センス」をロジカルに磨いていく方向になるんだろうな
— Hi_Noguchi | 株式会社きみより代表 (@Hi_Noguchi) November 13, 2018