#神域リーグ チームゼウス観戦記_第26試合 ~死線~
概要
死線が視えるのは。
何度も勝ち、そして何度も負けてきたからこそ。
神域リーグ第9節の、
チームゼウス視点アーカイブはこちら↓
※脚注
選手への中傷行為などに繋がらない様に注意されたい。公式からの案内を、記事最後の引用欄に貼付けておく。
また、本記事中の画像は筆者が大会ロビーから牌譜SSを拝借している。
卓や牌のレイアウトが本放送とは異なるが、ご了承頂きたい。
観戦記初回はこちら↓
前回観戦記はこちら↓
ハイライト
残り5戦、決死のラストスパート。
チームゼウスは頼れる最強、にゅう鴨神選手AIを送り出す。診断メーカーで遊んでいる場合ではない
チームヘラクレス:因幡はねる選手
チームゼウス:鴨神にゅう選手
チームアキレス:多井隆晴監督
チームアトラス:ルイス・キャミー選手
いよいよ正念場だ!
東2局 2本場:正義のシャンテンプッシュ
この日連投の因幡はねる選手が、好調な滑り出し。
鴨神選手の親番でもリーチが飛んでくる。
されど鴨神選手、一発目に宣言牌跨ぎの8pをプッシュ!
親番でこんなワンチャンス程度で止まっていては、
逆転優勝の可能性をかえって下げてしまう。
死力押しこそ、リーグ戦終盤の醍醐味だ。
ただ残念ながら、結果は5200点の横移動。
このあと、渾身のリーチで
たかちゃん監督から12000点をもぎ取る鴨神選手。
2着目にて、舞台は南場へと移っていく。
南2局、南3局:死線
東場で死力の押しをみせてくれた鴨神選手だが、
それでも決して蛮勇はふるわない。
まずは南2局。
『リーチを受けた親番』という点では東場と同じだが、
残り巡目と無筋本数、点数状況などが圧倒的に違う。
今から『5p+余った索子どれか』という2枚を勝負して、
放銃せずに和了り切れるのかどうか?
相当厳しいとの判断で打8m。
超えては行けない一線は超えない。最強AIたる所以であろう。
続く南3局でも、その判断は冴えわたる。
7mツモでテンパイしたが、迂回の打西。
・そもそも、安手でわざわざ局を潰すような場面ではない
・索子の嵌張拒否などもあり、2p跨ぎが危険度大
検討でも上記のように触れていたが、
このあたりの冷静さは見ていて本当に頼りになる。
要素の取得漏れもそうそう無く、それでいて取得した要素の重要度判断もバッチリだ。
死線がその目で視えている、と表現しても良いだろう。
成功だけでなく、失敗も含めた膨大な経験を積んでこそ。
到れる境地というものがある。
終わってみれば、ちゃっかり首位アトラスよりは1着順上。
見事に"死線"をくぐり抜けてみせた鴨神にゅう選手。
次に繋いで、たろう監督へ第9節を託す。
最終節はA~Cランク卓が確定しており、
鈴木たろう監督にとっては第27試合が今期最終戦となる。
そんな彼の……そして"彼ら"の激闘については、
また次回の記事にて。
引用・参考
鴨神にゅう選手の第26試合セルフ検討↓
神域リーグ公式からのお願い↓
神域リーグ本配信 第9節(第25~27試合)アーカイブ↓
↓次回観戦記はコチラ