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育児 クレヨンしんちゃんは子供を責めがちな私に最高のペアレンティング指導を施してくれた。
最近、子供たちが「クレヨンしんちゃん」の映画にはまっている。
最初は「天カス学園」を繰り返し観ていたが、今は結構昔の作品にまで遡ってゲラゲラと笑いながら見ている。
クレヨンしんちゃんを観た私(30歳・女性・子持ち)の反応
その横で私は・・?
誰にも気づかれないよう、静かにひっそーり涙を流しながら
映画を横目に洗濯物を干しているのだ。
洗濯物、乾かないよ…!
何がこんなに私の胸を打つのか、それはひとえにひろしとみさえの親としての姿勢に他ならない。私だったら周りにぺこぺこと頭を下げて「うちの子がすみません・・」と謝ってしまいそうなしんのすけのおふざけシーン。
ひろしとみさえは全く動じない。
「ちょっとおばかな息子だけど私たち親にとっては最高の息子だ」
という姿勢を一貫して崩さない。
絶対にしんちゃんを信じているし、さりげなく応援しているし、必要であればきちんと指導もするし、危険な時は絶対に守る。
親としての責任を果たしつつ、しんちゃんとの間には、親子の上下関係というより、対等な立場での信頼関係を築いているように見える。
「しんのすけは、俺たちの立派な息子だ!!」
「うちの子が何したっていうよ、あんたたち大人なんだから自分たちでなんとかしなさい!」
どんなに周りの大人が、しんちゃんとひろし・みさえを責め立てようと、親である二人は一枚岩。子供を心から信じ、愛している。
もちろん、頑なに自分の子供をかばってばかりいる親というのは問題なのだけど。倫理に反しているわけではない、可愛い子供のイタズラ程度なら笑って許してあげたり、小さい問題には目をつぶって、
「3つのうち2つできたからよしとするか!」と寛容にコメントしたり。
お受験組に囲まれて目立ちまくる我が子3人
私の住んでいる地域では、とかく小学校受験を控えている子が多い。その子たちのお行儀の良さったら、そこらの大人よりずーっといいのだ。
そんな中で、我が子3人は走って移動が基本。こづきあっては喧嘩、大声で怒鳴り合う。すぐ仲直りしたと思ったらギャハハと馬鹿笑い。
道ゆく人が振り返る声量で、こちらはサーカスの団長気分だ。
静かにしなさいっ!歩きなさいっ!とコマンドを送る私の声が更に一段上をいく声量でなんとも恥ずかしい🫣
って思ってたけど。なんか吹っ切れそう。
子供はこんなもんだよねと、危なくない限りは笑って許そう。
ありがとうひろしとみさえ。